|
まず、この分野のNo.1はいうまでもなく「ソニー・Cybershot」!コレしかない! とにかく、これほどカッコよくて、オタク心をくすぐるデジタルカメラはない! それでいて、撮ってみると、階調や色調は素直でいいのに、ピントが・・・(デジタルカメラ・ランキング参照)なのだから、これはやっぱり、両側面でのNo.1。とにかく、私は発売日に購入してさんざん使ったので、最近は休息の意味を込めて、仕事机の上に常時鎮座させている・・・。結局、COMDEXでもかなりの枚数撮影したが、ピントが悪くて一枚も使わなかったし・・・。もったいない!と思うけど、私もプロのカメラマンですから、ピンぼけと誤解されるのは避けたいので悪しからず。
No.2は正真正銘の本格派業務用モデル「ソニー・D5PRO」。受注生産品であり、12倍ズームの迫力は圧巻!画質も結構良好だ。押しの強さはイマイチでビデオと間違えられそうだけど、分かっている人の一台という感じがイイ。とくに、ホワイトバランスをオート以外にマニュアル設定できるので、電灯(タングステン)下はでも見ため通りにちゃんと赤く写るのが気に入っている。また、超望遠側でボケ味を生かした作品も撮れる。難点は価格とデザインとブレ易さ。あとは液晶ファインダーの見え味くらいかな。
No.3は「オリンパス・C-800L」。これはもう、思わず「この画質を見てくれ!!」と誇りたくなるような高画質モデルだ。しかも、最新モデルは製品版の初期に見られたような赤のど派手さが抑えられ、なかなかいい感じになっている。もっとも、全体にやや冷色系な点は変わりないが、このシャープ感は他のモデルでは決して味わえない世界。最近筆者は完全にコンパクトカメラの代わりに愛用している。大きいし枚数が撮れないけど、この画質なら許しちゃいますよね、来年の春までなら・・・。
No.4は「シャープ・液晶ビューハンター」。3倍ズームでレイアウトに工夫の跡が見られないせいか、ボディーが結構小太り系なので、”みてくれ”(外見)はいまひとつ。けれど、さすが液晶のシャープだけに、3インチの液晶モニターの見やすさは相当なもの。このサイズになると、液晶上に映したものをプリント代わりに「見てくれ!」っていえますよね(もっとも、見やすさでいったら、カラーザウルスが一番ですけどね。圧巻ですよ、1.8インチ液晶に慣れていると・・・)。
No.5はちょっと懐かしい、パーソナル機唯一のレンズ交換式デジタルカメラ「NEC・PC-DC401」。残念ながら、サイズと機能からいったら、ほとんど笑える世界。とくに、あの巨大で不細工なボディーは、なんだあれ?という感じで、見てくれ度(?)は相当なもの。けれど、No.5に選んだ一番の理由は、画質の向上なんですね。初期の製品は、いっちゃ悪いけど、全然、話にならないレベル。けれど、このモデル、ファームの書き換え機能が附属ソフトに付いていて(!)、ユーザー自身が書き換えられるんですね(BIOSみたいな感じですね)。それで、NECのホームページにゆくと、ちゃんとそのアップデータが置いてあって、それに書き換えると、見違えるほど、画質が向上するんですね(でも、期待しちゃいけませんよ)。ですから、このモデルの場合には、「手に入れてからも画質の向上が図れるから、ちゃんと最新のものを”見てくれ”」という意味なんですね(深い・・・。普通は分からないですよね、なんでNo.5なのか・・・)。
[Reported by 山田 久美夫 / PC Watch編集部]