このモデルは、液晶モニター、光学式ファインダー、PCカード(コンパクトフラッシュ)と、現在のトレンドをすべて盛り込んだ意欲作だ。もちろん、フォトキナ会場での人気も上々だ。
なかなか魅力的なスペックであり、しかも、ベースとなっているのは画質に定評があるDC20なので安心だ。サイズ的にはDC20に比べるとけっこう大きめだが、手にしてみると、さほど大きい感じはない。操作もわかりやすそうだ。全体によく考えられたモデルで、なかなか魅力的だ。唯一、液晶表示があまりきれいではないのが気になったが、撮影時は光学ファインダーを利用するのが基本なので、確認用と割り切ってしまえばいいだろう。
価格は未定だが、相当な低価格になりそうだ。もちろん、日本で入手でき次第レポートをお届けしたい。
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画像サイズはVGAで、撮影枚数は36枚。記録媒体は内蔵メモリー(2MB)のみで、転送もケーブル経由とシンプルなもの。もちろん、液晶ファインダーもない。価格は599ドルとまずまずのレベルだ。
サイズはかなり大柄で、ちょうとエプソンCP-100の横幅をちょっと短くした程度。もっとも、重さはかなり軽い。会場でのデモ画像を見ると、これがなかなか良好で、きれいなものだった。日本国内への導入も予定にはいっているという。
画質は27万画素と思えないほど良好で、色、階調、解像度ともにこのクラスでトップレベルの実力だ。しかも、今回はWin95上で動く汎用機となったので、結構楽しめそう。カメラ部もクリップでいろいろなところに挟み込めるし、接写もOKなので、テレビ会議から名刺のデータベースまで、幅広く使える。ただ、残念なのはケーブルが外れず、より長いものに交換できないこと。ケーブルの長さを考えると、書見台や監視カメラのような目的に使うのは工夫が必要。今回は参考出品というスタイルだが、近々に製品化されるのは確実だ。
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主だったスペックとしては、CCDは41万画素の原色CCD、画像サイズは768×494ピクセル、記録媒体はコンパクトフラッシュで4MBのもので、ノーマルで60枚、ファインで30枚、エコノミーなら120枚もの記録ができる。レンズは3倍ズームで、AFもマニュアルフォーカスもOK。ファインダーは1.8インチのカラー液晶式(TFTではない)で、角度を変えることもできる。画像フォーマットは標準のJPEG。もちろん、ビデオ出力もできる。このほか、1.5秒に4枚の連写や露出補正機能、インターバル再生機能なども装備されている。サイズは125×150×70mm・610g。
ちょっと大きめではあるが、デザインもオシャレで好感が持てる。「おお、なかなかやるなあ~」というのが素直な感想だ。
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カシオはQV-100とQV-10Aをメインに展開。比較的小規模なブースだったが、やはりQVの人気はヨーロッパでも高く、カメラに触れるのが難しいのほどの賑わいだった(もっとも、私は日本人スタッフがいるときは、遠巻きに見ていたんですけど・・・)。
オリンパスは超小型の35mmコンパクトカメラ「ミュー2」が大人気だったが、それ以上のスペースを割いて、デジタルカメラの展示やデモを積極的に行っていた。もともとオリンパスの人気が高いヨーロッパだけに、人気も上々で、とても好感をもって受け止められていたのが印象的。C-800L、C-400Lはもちろん、直結型プリンターのデモも行われていた。また、先だって発表されたフィルムスキャナーも展示されていた。
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('96/9/24)
[Reported by 山田 久美夫 ]