今さらのようだけど、最近、魅力的なCD-ROMタイトルが増えてきた。えっちなタイトルではなく、仕事をする上で役立ちそうなCD-ROMタイトル、つまり辞書などの類だ。個人的に購入したものの中でも
ところが、パソコンには元々CD-ROMドライブは1台しかない。複数のCD-ROMドライブを接続するのも手だが、SCSI接続のものはSCSI IDを台数分も消費してしまうし、ATAPIタイプは内蔵しかできない。 そこで便利なのがいわゆる連装式CD-ROMドライブだ。現在、連装式CD-ROMドライブは、パイオニア、ナカミチ、アルプス、三洋電機(GATEWAY2000にOEM供給)などが生産しているが、価格的にやや高いため、正直なところ、二の足を踏んでいた。 そんなときに見つけたのが、今回購入したナカミチのMBR-7だ。MBR-7は一昨年から昨年前半に掛けて販売されていたもので、最近ではほとんど見かけることはなかった。ところが、新宿のソフマップMac館で、在庫処分品が売られているというのだ。しかも価格はなんと である。これを見逃す手はない。パッケージにはMS-DOS/Windows3.1用とMacintosh用のドライバ、フルピッチコネクタのSCSIケーブルが添付されていた。おそらく最後の最後の在庫処分なのだろう。ちなみに、DOS/V PowerReport編集部の小川氏は、ちょうど1年前に同じドライブを2万9800円で購入したそうだ。ハッハッハ、修行が足りんな。 一応、簡単にスペックを紹介しておくと、
といった感じだ。「何を今さら倍速ドライブなんて……」と思うかもしれないが、はっきり言ってCD-ROMドライブは速さより機能だ。4倍速を超えてしまったら、実用レベルはほとんど変わらない。大枚はたいて10倍速ドライブを買ったり、グラストロンでゲームに酔うよりは100倍マシだ(グラストロンを買う暇があったら、さっさとISDNにしましょう。 → 広野)。 在庫がなくなるかもしれないので、取り急ぎ買ってはみたが、実はまだまったく触っていない。この原稿を書くにあたり、とりあえず箱から出しただけ。これだから、単なる物欲ヤローはいけねぇ(笑)。まあ、そんなに急がなくても、一ヶ谷兼乃氏の教えに従い、将来的にPentiumProマシンでサーバーを作ったときにぶら下げてもいいし、いろいろ使い道はあるだろう。
とりあえず箱から出してみると、とにかくその大きさと重さに驚かされる。これで人を殴ったら、結構、ヤバいかもしれない。ミステリー小説の灰皿か花ビンくらいのインパクトはありそうだ。試しに、テスト機(オリベッティM4-90 modulo)の上に鎮座させてみたのが上の写真。やはり強烈に 。
[Text by 法林岳之] 【関連情報URL(英文)】 ナカミチドイツ法人のページ MBR-7の情報はもちろん、他の連装式CD-ROMドライブの情報も掲載されている。 ナカミチ米国法人のページ ただし、あまり製品情報はない。
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