【マーケット情報】

'96/8/22 調査(秋葉原)

【CD-Rドライブ価格レポート】

　現在はリムーバブルの補助記憶装置の選択が難しい時期だ。リムーバブルの補助記憶装置の用途は、データの交換や配布のための媒体、データの保存などだが、現状ではこれを選んでおけば大丈夫という候補が見えないのだ。

• FDはすでに容量が小さすぎて、緊急用の起動ドライブとしての意味しかもっておらず、記憶装置としては実用性が低すぎる。
• MOはたぶん一番普及しているうえ、230MBのドライブが5万円を切り買いやすくなったものの、すでに次世代の540/640MBドライブも出ており、いまさら230MBタイプを買うのは考えてしまう。
• zipは廉価だが、持っている人が少なく、データをやりとりするときにつらい。
• SyquestのリムーバブルHDDは、シリーズ全体で媒体の互換性がない。
• PDは容量が大きく、ドライブ価格も下がって来たが、媒体価格が高い。
• LS-120やjazはまだ出荷されて日が浅く、未知数だ。
• テープドライブは、容量が大きくデータバックアップには必需品だが、個人で使うには、用途が限定されすぎる。

• CD-ROMドライブをもっているパソコンであれば、データを読みとることができ、配布媒体に最適。容量もCD-ROMと同じ約650MB。
• 本体、媒体とも最近市場価格が下がった。以前は、ドライブが40万円、媒体も1枚5千円以上していたのが、ドライブは下記の調査結果のように10万円を切り、媒体も1枚千円前後になっている。
• 以前は、CD-Rを焼く前にイメージファイルを作る必要があったが、ソフトウェアの改良で、普通のハードディスクのようにコピーするだけでよくなった。（従来の方法を使うこともできる）

この価格は、PC Watch編集部が、8月22日午後に各ショップの店頭での表示価格を独自に調査したものです。この価格で販売されることを保証するものではありません。実際の販売価格は変動いたしますので、購入時に各ショップの店頭にてご確認ください。各ショップの場所等については、各ショップにお尋ねください。

　編集部では、個別の電話でのお問い合わせにはお答えいたしかねます。

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[Reported by higashi@impress.co.jp/date@impress.co.jp]