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CD-Rドライブ「CDU524R」に添付
ドライバの標準化と普及が待たれる

ソニーがCD-Rを、追記型デバイスとして使えるドライバを商品化

CD-R HONTAI '96/5/20 ニュースリリース公開

標準価格:
CD-Rドライブユニット「CDU524R」
118,000円

連絡先:
ソニー株式会社 データストレージインフォメーション
Tel.0462-27-2237

 ソニー株式会社は、Windows 95に組み込むことで、CD-Rドライブを追記型デバイスとして利用できるソフトウェア「CD-R FS」を開発し、同社のCD-Rドライブ「CDU524R」に添付した。
 従来CD-Rは専用の書き込みソフトを使って、書き込むことが必要だったが、CD-R FSを組みこんだシステムでは、通常の読み書き可能なデバイスとして認識される。ただし、CD-Rはライトワンス(一度だけ書き込み可能)なデバイスなので、ファイルを削除してもその領域は残るため、残り容量は増えない。
 CD-R FSで書き込みをした媒体は、右クリックのメニューで“フリーズ”を選択しフリーズ処理をすれば、一般のCD-ROMドライブで読み取り可能な状態になる。ただし、一度フリーズ処理を行なうとセッションを作り直すため、そのために必要な13.5MBだけ残り容量が少なくなる。
 CD-R FSはこれまで特殊なデバイスであったCD-Rの使いにくさを大きく改善し、CD-Rの普及に大きく貢献しうるソフトウェアである。
 しかし、CD-R FSはパケットライティング可能なソニー製CD-Rドライブにのみの対応であり、他社製品での動作は保証されていない。他社製品を含めて互換性を持ったドライバーが普及し、CD-R FSのフォーマットが交換媒体として成立するようになることを期待したい。

('96/5/23)


[Reported by PC Watch編集部]


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