標準価格:
CD-Rドライブユニット「CDU524R」
118,000円
連絡先:
ソニー株式会社 データストレージインフォメーション
Tel.0462-27-2237
ソニー株式会社は、Windows 95に組み込むことで、CD-Rドライブを追記型デバイスとして利用できるソフトウェア「CD-R FS」を開発し、同社のCD-Rドライブ「CDU524R」に添付した。
従来CD-Rは専用の書き込みソフトを使って、書き込むことが必要だったが、CD-R FSを組みこんだシステムでは、通常の読み書き可能なデバイスとして認識される。ただし、CD-Rはライトワンス(一度だけ書き込み可能)なデバイスなので、ファイルを削除してもその領域は残るため、残り容量は増えない。
CD-R FSで書き込みをした媒体は、右クリックのメニューで“フリーズ”を選択しフリーズ処理をすれば、一般のCD-ROMドライブで読み取り可能な状態になる。ただし、一度フリーズ処理を行なうとセッションを作り直すため、そのために必要な13.5MBだけ残り容量が少なくなる。
CD-R FSはこれまで特殊なデバイスであったCD-Rの使いにくさを大きく改善し、CD-Rの普及に大きく貢献しうるソフトウェアである。
しかし、CD-R FSはパケットライティング可能なソニー製CD-Rドライブにのみの対応であり、他社製品での動作は保証されていない。他社製品を含めて互換性を持ったドライバーが普及し、CD-R FSのフォーマットが交換媒体として成立するようになることを期待したい。
('96/5/23)
[Reported by PC Watch編集部]