■Internet Explorer 3.0のバグが問題に
日本語版も登場した米Microsoft社のInternet Explorer 3.0だが、さっそくバグが問題になっている。パスワードを要求するプロテクテッドサイトにアクセスした時に、ページを移動する度にレジストレーションを要求されるというもの。Microsoftでは、今パッチを作っている最中だという。
Microsoft Battles Browser Bug
COMPUTER RESELLER NEWS
8/16, 1996
http://techweb.cmp.com/techweb/crn/dailies/weekending081696/nw2.html
■Windows 3.1環境でJavaサポートはIBMが先陣
そのIE3.0のフィーチャーのひとつはJavaサポートだが、今のところJavaの恩恵を受けられるのは、Windows 95/NTユーザーだけ。MicrosoftもNetscape Communicationsのどちらも、JavaをWindows 3.1環境にもたらすことにまだ成功していない。どうやら、このレースで先んじるのはIBMになりそうだという。IBMは、今月中にWindows 3.1用のJavaバーチャルマシンを含む、Javaデベロップメントキットを出すつもりだそうだ。
IBM finishes first
CNET news
8/16, 1996
http://www.cnet.com/Content/News/Files/0,16,2182,00.html
■今週のHot Chipsカンファレンスでは、P55CやM2、Talismanなどがテーマに
さて、半導体関係のカンファレンスの中で、最近注目される発表が行われることが多くなってきた「Hot Chips」が今週開かれる。今年のトレンドは、マルチメディアアーキテクチャで、米Microsoft社のグラフィックスチップアーキテクチャ「Talisman」の詳細や、米Intel社のP55CやCyrixのM2など、マルチメディア機能を取り入れたMPUについても、さらに詳細が明らかになるらしい。
Microarchitectures for multimedia to clash at Hot Chips conference
Electronic Engineering Times
8/19, 1996
http://techweb.cmp.com/eet/current/hr.html
■PowerPC版Amigaがいよいよ具体化?
いまだに熱烈なファンの多いAmigaに、本格復活の可能性が高まってきたようだ。Amigaは、CommodoreからドイツのEscom社に権利が買い取られ、同社はPowerPC版Amigaを開発していたのだが、財政的な問題などから達成が難しくなっていた。そこで、セットトップボックスメーカーのVIScorpが、今週、Amigaの権利をEscomから引き継ぐという。今度こそ、PowerPC版Amiga登場なるか。ちなみに、Electronic Engineering Timesは、この速報の翌週、より詳細な記事が検索可能になる。
Hola, Amiga: prepare for the rebirth of a cult platform
Electronic Engineering Times
8/19, 1996
http://techweb.cmp.com/eet/current/hr.html
■ソフトバンクの米企業買収に疑問の声
日本のソフトバンクによる米国のメモリーボードメーカーKingston Technology社買収合意のニュースは、米国のニュースサイトでも大きく扱われた。米国のアナリストにとって不思議なのは、なぜソフトバンクのような会社が、パソコンのハードウェアビジネスのように、低マージンで競争が激しく、価格変動の大きいビジネスに入るのかという点らしい。
Softbank Plans to Buy
Wall Street Journal Interactive Edition
8/16
http://interactive6.wsj.com/ms_regchoice.htmlでレジストレーションのうえ、https://interactive2.wsj.com/edition/resources/documents/search.htmで上記の表題でサーチ
('96/8/19)
[Reported by 後藤 弘茂]