ここのところ、とても一般的には手が出ない100万円を越える超高級デジタルカメラのレポートばかりだったので、初心に戻って(?)今回はデジタルカメラとしては最安値のKodak DC20をご紹介する。
たまたま筆者は発売日に、このDC20の店頭デモを見ていて結構気になっていた。理由は「値段の割に画質が良かった」からである。実際使ってみてこの第一印象は正解だったようだ。
付属ソフトウェアも豊富で、
「撮れる枚数が少なすぎる」、「確認用の液晶が欲しい」、「任意の一枚だけを削除する事ができない」など、一般的なデジタルカメラとして見た場合、文句は一杯あるものの、価格と画質を考えれば十分納得できる仕上がりである。 また、感度がISO 800/1600自動切換えなので、室内でもフラッシュの必要は無く、手ブレの心配も無い。唯一、文句があるとすれば、ファインダをもう少し調整して欲しかった。ファインダで見た範囲と実際の写真は少しズレがあるので注意しなければならない。ただこれに付いては慣れの問題なのでそれほど重要ではないだろう。 |
(この写真は、Canon EOS DCS 3cを使って撮影) |
↑低価格のデジタルカメラが苦手とする
フォーカスが無限遠になる構図。 ←シャドーとハイライトが極端な室内。 場所は"ラボエム@代官山" | |
←かなり近づいて撮影。結構雰囲気が
出ている。 |
全て、493×373(標準モード)で撮影し、Photoshopを使ってレベル調整だけした画像をもとに、
240×182/256色GIFファイルと493×373/16M色のJPEGファイルを作成。
フルサイズは少し辛いが、ご覧のように"1/2程度縮小した画像"を見るとかなり写真らしい写りになっている。個人のホームページなどで使うには十分な画質だ。下手すると筆者が持っているDC50 Zoomより色合いも良く、"雰囲気が出る"と言う意味においてはDC20の方が勝っているように思えるほどだ。付属アプリケーションもなかなか面白く、価格を考えると現時点で最強のコストパフォーマンスを誇ると言っても過言ではないだろう。ただ残念なのは、標準モードで8枚しか撮れない事だ。この点だけは次モデルに期待したい。
Kodak DC20の詳細は
こちら
をご覧ください。
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