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NEW PRODUCTS TESTREPORT |
ACMジャパン | ||
FP581 | ||
コストパフォーマンスが魅力の超薄型液晶ディスプレイ | ||
TEXT:青海文也 Fumiya Aomi |
ACMジャパン(エイサー・コミュニケーションズ&マルチメディア・ジャパンの略称)から、超薄型の15型TFT液晶ディスプレイが発売された。同社は、これまでも比較的安価な15型や18型液晶をリリースしてきたが、コストパフォーマンスを優先したためか、デザイン的にはオーソドックスなものが多かった。しかし、今回同社のラインナップに追加されたFP581は、まずデザインありきのコンセプトで作られた製品と言える。
現在、Acerグループは傘下のマザーボードメーカーAOpenも含め、コーポレートロゴを変更するなどして、イメージチェンジを図っているが、本製品は、その新ロゴにピッタリの液晶とも言えるだろう。
操作ボタンにはOSDのほかに輝度やコントラスト、音量設定が割り当てられる。また自動設定用のiKeyも健在だ | 横から見るとそのスリムさが際立って見える |
基本スペックは、コントラスト比350:1、輝度250cd/平方メートルと今時の液晶と同じだが、応答速度は35msと比較的速く、本体前面にはステレオスピーカーも配されているので、DVD-Videoなどの動画再生には最適だ。また、底面には回転台も付いている。
OSDメニューはすべて日本語化されており、実に分かりやすい。ただし、メニューの縦移動には左右の矢印ボタンが割り当てられている。これは、サブメニューの調整項目がスライドバー形式になっているためなのだが、慣れるまでとまどうユーザーも多いだろう。
とはいえ、低価格化を進める上でオーソドックスなデザインが増えている中、デザインを重視した液晶が手頃な価格で買えるようになったことは歓迎したい。
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□ACMジャパンのホームページ
http://www.acercm.co.jp/
□製品情報
http://www.acercm.co.jp/product/lcd/fp581_sp.htm