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	創育
	検索一番 ベストヒットWeb&Doc
	必要なデータを効率よく発見する 検索ツール
	TEXT：松原 修　Osamu Matsubara

環境設定で検索条件なども設定できる。しかし、初期設定のままでも使用上とくに問題はない

　PCのユーザーは、さまざまな情報に囲まれている。せっかくPCを使っているのだから、その情報の中から目的のものを素早く見付けることができればと、誰もが考えるだろう。それには「検索」という技をマスターする必要がある。

　創育の検索一番ベストヒットWeb&Docは、検索一番ベストヒットWeb（以下ベストヒットWeb）と検索一番ベストヒットDoc（以下ベストヒットDoc）の二つからなる製品で、その名前のとおり文書を検索をするのが主な目的になる。では、その使い勝手をそれぞれに分けて紹介しよう。

●ベストヒットWeb

ファイル名だけではなかなか分からないファイルも、全文検索なら簡単に見付けることができる。ファイル名や日付、ファイルの種類で絞り込むことも可能だ

　ベストヒットWebは、インターネット上のWebページから情報を探し出すツールだ。その特徴は、Yahoo! JAPAN、infoseek、gooなど九つの検索エンジンをまとめて検索できることにある。当然、探す言葉によっては膨大な数のページが見付かることになるが、そこでさらに絞り込みをかけるために、三つの工夫が用意されている。

　まずは、キーワードを含んだ文を、Webページを開かずに確認できる点。メインウィンドウの右下にその文が表示されるので、ここを確認して実際にそのページを開いてみるかどうか事前に確認するのだ。

　第2の工夫は、検索結果を効率よく絞り込める点。新しいキーワードを指定して絞り込めるのは当然としても、その際、最初に見付かったページを対象に、再検索することなく検索することができる。必要があれば全文検索も可能だ。これでミスヒットのページの多くは排除できることになる。

　第3の工夫は、Webページを見に行く段階だ。検索結果がランチャで表示されているので、ツールバーにあるNEXTとPREVのボタンを押して、次々にページを見ていくことができる。検索エンジンでは、“検索結果をダブルクリック→Webブラウザの戻るボタン”の繰り返しでめんどうだが、ベストヒットWebならば、NEXTボタンをどんどん押していくだけでよく、快適に作業を行なうことができる。 　また、検索履歴が左のウィンドウに表示されており、これをクリックすることで、以前の検索結果をいつでも呼び出すことができる。さらに、CSVファイルとして保存することができるので、データベース化することもできる。

●ベストヒットDoc

大きく三つのウィンドウに分かれ、左に検索の履歴、右上に検索結果、右下に検索にヒットした文が表示され、多くの情報を一括して扱うことが可能となっている

　ベストヒットDocは、検索する対象をインターネットのWebではなく、ローカルマシンのHDDとしている点がベストヒットWebとの大きな違いになる。対象となるファイルは、マイクロソフトのWord、Excel、PowerPoint、ジャストシステムの一太郎、アドビシステムズのPDF、インターネットで利用されているHTMLとテキストの各ファイル。マイクロソフトだけではなく、複数の会社のソフトをサポートしているのはありがたい。

　ベストヒットDocでは、ファイルの中身まで全文検索できるのが大きな特徴だ。「・」の有無、全角と半角の違い、送り仮名の“揺れ”などを吸収する曖昧検索ができるので、精度の高い検索が可能になっている。また、検索にヒットした文を右下のウィンドウに表示するのはベストヒットWebと同じだ。一つ一つファイルを開かずに探すことができるので、作業の効率がいかに上がるかは説明するまでもないだろう。

　ベストヒットWeb&Docを使うことで、ユーザーが探している情報を簡単に見付け出すことができるようになるはずだ。PCを利用する便利さを改めて実感するのではないだろうか。設定が簡単な上に効果が絶大なので、誰にでも安心してお勧めできるソフトである。