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■■ 注意 ■■
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新型プレイステーション2(SCPH-18000)が発表された。はたして本体はどれぐらい変わったのだろうか。今回の製品は公式にはDVD用リモコンとその受光部が付属し、再生ソフトがアップデートされたことが目玉だが、はたしてそれ以外に本体の仕様は変わったのだろうか。別途リモートコントローラキットが別売され、それを組み合わせることで旧機種も同じ仕様になるのであることから、変わっていないとも考えられる。
いっぽうで、HDDが内蔵可能なベイを備えていたり、0.18μmルールにシュリンクされたEmotion EngineとGraphics Synthesizerが搭載されたと伝えられる米国版の発売後であることから、本体内部も変更されている可能性もある。シュリンクされたプロセッサ類が搭載されているのであればぜひ確認したい。ならば、また分解してみるしかないというわけで、可能性が低いのは承知のうえで新型プレイステーション2を買うことを決めた。
発売日の今日、プレイステーション2に対する関心は予想以上に高い。購入先の錦糸町駅ビルのヨドバシカメラは、入り口では「プレイステーション・ツー、いまならまだ買えます」と店員があおり、店内も子供に頼まれたと思われるおかあさんや、何度も並んでいるアルバイト風の男性などが50人ほどの列を作るほど混み合っており、30分以上も並んでやっと購入できた。
パッケージの外観と内容 |
箱の外観は梱包物の表記など微妙に変化しているが、新バージョンを表わす表示(シールのように見えるが印刷)がなければ、ほとんど見分けが付かない。パッケージの中身は発表通りで、リモコンと受光部が付属し、8MBメモリーカードとDVD再生ソフトなどが入っていたユーティリティディスクがなくなっている。
分解を警告するシール | シールをはがすところ | はがすとこのように文字が出る |
分解中のもよう、いやになるほど何も変わっていない |
手順どおり、カバーをはずし、矢印の指示のあるネジを順にはずしていく。ケースやケーブルなどをはずしながら感じるのはデジャブな感覚だけだ。まったくと言っていいほどなにも変わっていないのだ。本体内部の構成に変化はなく、もちろんディスクスペースも新設されていない。
マザーボードにはGH-003の文字が。初期型は001だったので、SCPH-15000のマザーボードが002だったのか? |
前回 | 今回 |
やや残念な結果となったが、こうなるとますます米国版や欧州版の中身をみてみたいものだ。
リモコンの構造はきわめてシンプル |
中国製の刻印がある受光部 |
□「プレイステーション2」のホームページ
http://www.scei.co.jp/ps2/
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(2000年12月8日)
[Reported by date@impress.co.jp]