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ロジテック LCW-R8432F IEEE1394インターフェース採用の
TEXT:正木堅児 Kenji Masaki |
背面には二つのIEEE1394ポートを備える。本体との接続には、どちらのポートを使用しても構わない |
LCW-R8432FはCeleron 266MHz以上のCPUを持つWindows 98SE/Windows 2000をインストールしたDOS/V機およびMac OS 9をインストールしたMacintoshで使用できる。98SE標準のIEEE1394ドライバにはアップデータが用意されているので、本機の動作が不安定な場合などはマイクロソフトのホームページを確認の上、アップデートを行なうことをお勧めする。
トレイには縦置き用のツメも用意されているので、縦、横両方の置き方に対応可能 |
使用しているドライブはリコーのRW7080A、で、ATAPIインターフェースを内部変換アダプタでIEEE1394に変換している。書き込みは最大8倍速、書き換えは4倍速、読み出し速度は最大32倍速だ。バッファメモリは4MB搭載されており、8倍速のオンザフライ書き込みにも十分対応する能力を持つ。
4ピン-6ピン変換ケーブルと、6ピン-6ピンのケーブルが付属する |
WinCDRのインストール時と、環境によってはドライバ組み込み時にWindows 98SEのシステムCD-ROMを要求されることから、本機がサポートするマシンはCD-ROMドライブを装備したモデルのみとなっている。このため、CD-ROMドライブを持たないノートPCなどは非サポートとなるのだが、HDDに標準ドライバが収められたメーカー製PCや、デフォルト状態で標準ドライバをHDD上に持つWindows 2000環境ではこちらが参照されるので、本機を接続し、CD-ROMドライブとして認識させ、こちらからライティングソフトをインストールするという手順で問題なく使用できる場合がある。今回、Windows 98SEをインストールしたソニーのVAIO L PCV-L450Gなどでこの方法を確認できた。
付属するライティングソフトはWinCDR 5.0。このソフトから本機はリコーのRW7080Aとして認識される |
DV編集の広まりに伴い、1394インターフェースを持ったマシンが急速に増えてきているが、USBモデルが持つホットプラグの簡易さと、SCSIモデル並みの速度を兼ね備えている本機は、これまでのCD-Rドライブになかった魅力を持っている。編集したDVファイルのバックアップはもちろん、複雑な設定が不安な初心者なども購入候補リストに入れておくとよいドライブだ。
■写真撮影
若林直樹(STUDIO海童)
□ロジテックのホームページ
http://www.logitec.co.jp/
□製品情報
http://www.logitec.co.jp/goods/cdr/r8432f.html