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ソニー、TV録画機能搭載VAIO Lなどデスクトップのラインナップを一新

5月27日より順次発売

連絡先:VAIOカタログセンター
    Tel.03-5454-0700


 ソニー株式会社は、デスクトップPCのラインナップを一新。4シリーズ15モデルを発表した。5月27日から順次発売され、価格は全てオープンプライスとなっている。なお、発表会では、今年度のVAIOデスクトップの全世界出荷目標を、'99年度実績の2倍である80万台とした。

 ノートPCでは上位モデルすべてにWindows 2000を搭載するなど、かなり積極的に採用したが、デスクトップではVAIO Rに搭載したにとどまっている。また、ノートPC同様に、全機種に簡易ビデオクリップ作成ソフト「Movie Shaker」がインストールされる。


●MPEG-2エンコーダカードを新開発した「VAIO R」

【PCV-R73KTV7】
MPEG-2エンコーダカードも新しくなった。左が旧カード、右が新開発の第2世代のカード。画質が向上したほか、サイズが一回り小さくなっている
 搭載するMPEG-2エンコーダカードが新開発され、3次元DNR(デジタルノイズリダクション)や、インターレース補完フィルタなど、高画質化回路を新規に採用。「PCの付加機能でなく、デジタル録画機器としての先端を行く、画質と利便性を実現した」としている。

 また、TV録画ソフト「Giga Pocket」もVer.3.0にバージョンアップ。Giga Pocketで録画したビデオを、CD-Rなどに書き出す際に、専用再生ソフト「PicoPlayer」を付加できるようになった。PicoPlayerは、MPEG-1とMPEG-2に対応するが、独自形式の「ビデオカプセル」専用となっている。そのため、それ以外のMPEG-1/2ファイルは再生することはできない。なお、PicoPlayer自体のファイルサイズは約300KB程度。

 Pentium IIIモデルにはWindows 2000を搭載。また、仕様で目を引くのがPentium IIIモデルのチップセットの項目で、「5月16日現在、未公表」となっている。これについては後日正式に発表するとしている。

 付属ディスプレイのラインナップも見直されており、15インチCRTが廃止されたほか、DVI入力の15インチTFT液晶「PCVA-15XD1」が追加された。

□製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-R73K/
□関連記事
【1月17日】ソニー、「VAIO R」に赤外線リモコンを搭載、など
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000117/sony2.htm

PCV-R73PCV-R63PCV-R53
CPUPentium III 866MHzPentium III 733MHzCeleron 600MHz
チップセット5月16日現在、未公表Intel 810
メモリ(最大)128MB(512MB)
ビデオチップRIVA TNT2 Pro、16MBIntel 810
HDD40GB30GB30GB
CD-RW8/4/32倍速
OSWindows 2000
Professional
Windows 98
Second Edition
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
220×394×352mm
発売日6月10日6月10日6月10日
店頭予想価格
  • PCV-R73KL5 47万円
  • PCV-R73KTV7 43万円
  • PCV-R73K 35万円
  • PCV-R63KL5 37万円
  • PCV-R63KTV7 33万円
  • PCV-R63KV7 30万円
  • PCV-R53TV7 25万円
  • PCV-R53V7 22万円
  • 備考
  • TV7 17インチTVディスプレイ(HMD-H200/V)付属
  • V7 17インチCRTディスプレイ(CPD-E200/L)付属
  • L5 15インチTFT液晶ディスプレイ(PCVA-15XD1)付属

  • ●省スペース液晶一体型VAIO LにもTV録画モデル

    【PCV-L750/BP】
     省スペース液晶一体型VAIO LシリーズのCPUやHDDを強化したほか、TV録画モデル「L450G」を追加。VAIO Rと同じMPEG-2エンコーダカードが搭載されている。今回MPEG-2エンコーダカードを小型化したことにより、省スペース型のVAIO Lにも搭載可能となったとしている。L450Gには、ワイヤレスリモコンなども付属するので、VAIO Rと同等な機能と操作環境となっている。

     なお、従来は最下位モデルに14.1インチ液晶がセットされていたが、今回から全てのモデルの液晶が15インチとなった。


    □製品情報
    http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-L750/

    PCV-L750/BPPCV-L550/BPPCV-L450GPCV-L350/BP
    CPUPentium III 700MHzPentium III 650MHzCeleron 600MHz
    チップセット440BX
    メモリ(最大)128MB(512MB)64MB(256MB)
    ビデオチップATI RAGE 128PRO 4XL、8MB
    HDD30GB20GB
    メモリースティック1
    CD/DVDCD-RW(4/4/20)4.8倍速DVD-ROM
    外形寸法
    (幅×奥行き×高さ)
    158×335×302mm
    MPEG-2エンコーダ搭載
    ディスプレイ15インチTFT液晶
    1,280×960ドット
    15インチTFT液晶
    1,024×768ドット
    発売日6月17日6月17日6月3日6月3日
    店頭予想価格 35万円 30万円 28万円 25万円



    ●MD搭載VAIO MXがドルビーヘッドホンに対応

     音楽MD搭載「VAIO MX」がマイナーチェンジ。ドルビーデジタル音声から擬似的に3D音場を作り出し、ヘッドホンで立体音響を再生する「ドルビーヘッドホン」機能を搭載している。

     また、新たに67,000枚分の音楽CDの曲名データベースを、あらかじめHDD上に収録した。

    □製品情報
    http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-MX2/
    □関連記事
    【'99年10月21日】ソニー、音楽MDを搭載した音質にこだわったAVパソコン
    http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991021/sony.htm


    PCV-MX2
    CPUPentium III 750MHz
    チップセット440BX
    メモリ(最大)64MB(512MB)
    ビデオチップRIVA TNT2 Pro、16MB
    HDD30GB
    DVD-ROM16倍速
    OSWindows 98
    Second Edition
    外形寸法
    (幅×奥行き×高さ)
    188×374×355mm
    発売日5月27日
    店頭予想価格
  • PCV-MX2L5 34万円
  • PCV-MX2TV7 30万円
  • PCV-MX2V7 27万円
  • 備考
  • TV7 17インチTVディスプレイ(HMD-H200/V)付属
  • V7 17インチCRTディスプレイ(CPD-E200/L)付属
  • L5 15インチTFT液晶ディスプレイ(PCVA-15XD1)付属

  • ●エントリーデスクトップPC「VAIO J」をマイナーチェンジ

    【PCV-J11V5】
     エントリーデスクトップPC「VAIO J」もマイナーチェンジ。CPUがCeleron 500MHzから600MHzに、HDDが10GBから20GBに強化された。それ以外の仕様については、従来モデル「PCV-J10」とほぼ同じ。

    □製品情報
    http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/PCOM/PCV-J11V5/
    □関連記事
    【1月26日】ソニー、VAIOシリーズのエントリーモデル「VAIO J10」
    http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000126/sony1.htm


    PCV-J11V5
    CPUCeleron 600MHz
    チップセットIntel 810
    メモリ(最大)64MB(256MB)
    HDD20GB
    CD-ROM40倍速
    OSWindows 98
    Second Edition
    外形寸法
    (幅×奥行き×高さ)
    170×366×306mm
    発売日6月3日
    店頭予想価格 13万円

    □ソニーのホームページ
    http://www.sony.co.jp/

    (2000年5月16日)

    [Reported by furukawa@impress.co.jp]


    【PC Watchホームページ】


    ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp