価格:オープンプライス
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ソニー株式会社は、MPEG-2エンコーダとTVチューナーを搭載した「VAIO R」シリーズと、液晶省スペースPC「VAIO L」シリーズのモデルチェンジを行なった。発売は全て2月5日で、価格はオープンプライス。
●MPEG-2のTV録画PC「VAIO R」シリーズに、リモコンを標準添付
最大の変更点はUSB接続の赤外線リモコンが標準添付されたこと。TV番組などの録画、再生、チャンネル操作、ボリューム調整などがリモコンで行なえ、よりリビングPCとしての性格が強くなった。ただし、録画予約に関しては、リモコンではできず、マウスとキーボードを使う必要がある。ハードウェアではCPUやHDDが強化されたほか、CD-R/RWドライブをCD-Rの書き込みが8倍速のものに変更している。また、ビデオチップもIntel 810搭載の最下位モデルを除き、RIVA TNT2 Proに強化された。 今回のモデルチェンジでは、ハードウェアスペックより、ソフトウェアの強化に主眼が置かれている。TV録画/予約ソフトウェア「GigaPocket」がVer 2.0となり、独自の録画形式「ビデオカプセル」を、自動的に汎用MPEGファイルに変換して外部メディアに書き出すことができようになった。また、ソフトウェアによるMPEG-2 → MPEG-1への変換を実現したほか、TV放送の時報で時刻を合わせるジャストクロック機能など、操作性を向上させている。 また、DV編集環境「DVgate」を大幅に整理。今まで5つに分かれていた動画編集ソフトを「Motion」と「Assemble」の2つに統合。より操作体系をわかりやすくした。機能としては従来DV機器のみだった2GBを越えるキャプチャ時の自動分割連続キャプチャが、アナログ入力や、メディアコンバータにも対応。さらにDVgate Plug-in for Adobe Premiereにより、PremiereからのAVI(DV)ファイルを出力時にも自動的にファイル分割が行なえ、事実上容量制限がなくなった。また、DV(AVI)ファイルからMPEG-2(4/8Mbps)へ変換して、ビデオカプセルとしてGigaPocketで管理できるようになった。 さらに、編集後のAVIファイルに直接サウンドをマルチトラックミキシングできる「DigiOnSound Light」を添付する(R72のみ)など、より高度な編集を簡単に行なえるようにしている。また、従来Premiereは最上位のR72モデルのみへのバンドルだったが、今回から中位モデルR62にもLE版がバンドルされる。
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●液晶デスクトップ「VAIO L」シリーズのビデオチップを強化
液晶省スペースデスクトップ「VAIO Lシリーズ」のラインナップを一新。今回のモデルチェンジの最大の変更点は、全モデルのビデオチップを「ATI RAGE LT PRO」から、「ATI RAGE 128PRO 4XL」に変更したことと、最上位モデルにCD-R/RWドライブを搭載したこと。また、全てのモデルでCPUやHDDがそれぞれ強化された。
□製品情報
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□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200001/00-0117/
□関連記事
【'99年9月22日】ソニー、VAIOシリーズのラインナップ一新
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990922/sony.htm
(2000年1月17日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]