ASUSTeK、Eee PC 701SD-X付属HDDにウイルスが混入
10月14日 発表 ASUSTeK Computerは14日、9月20日より発売中のネットブック「Eee PC 701SD-X」の付属30GB HDDに、トロイの木馬型ウイルスが混入していることを明らかにした。 混入している可能性があるウイルスは、トレンドマイクロ製ソフトの検出結果ではトロイの木馬型「TROJ_GAMETHIE.RZ」と呼ばれるもので、一部オンラインゲームのパスワード情報を盗み取る。現時点で出荷予定のHDD 1,000台に対し検査を行なったところ、20台混入していたという。 ウイルス混入の原因については現在調査中だが、外付けHDDの製造工程にて何らかの原因で混入した可能性があるという。既に利用中のユーザーは、利用しているウイルス対策ソフトのパターンを最新にし、本HDDを接続した状態でオンラインゲームをプレイしないよう呼びかけている。 これに伴い、Eee PC 701SD-X購入ユーザーを対象に無償にて交換を行なう。交換するユーザーは同社サポートセンターまで連絡するよう呼び掛けている。交換品は、「ノートン・アンチウイルス・2009」の60日無料体験版をプリインストールした状態で、10月17日より順次発送する。また、現在Eee PC 701SD-Xの販売を一時停止し、11月上旬より販売を再開する予定としている。Eee PC 701SD-Xは累計約2万台を出荷済み。
また、ASUSTeKは、Eee Boxのウイルス混入の経緯について報告した。 これによれば、Eee Boxは8月中旬の工場での生産時に、日本向けシステムデータの作成段階で、ハードウェアをチェックするためのテストデータにウイルスが混入していたという。その際はすでにウイルスチェックを実施していたが、チェックした時点での定義ファイルでは検出できなかったという。 今後は複数のウイルス対策ソフトで最新の定義ファイルによる検査を、製造工程から出荷段階の複数個所で実施することで再発防止に努めるという。 Eee Boxは10月2日より販売開始し、約4,500台を出荷。10月3日午後より各店舗での販売を中止し、ユーザーへの販売済み台数は300台となっている。Eee Boxも11月上旬からの販売再開を予定している。 □ASUSTeK Computerのホームページ (2008年10月14日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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