各社から「Radeon HD 3800」搭載カードが登場
11月15日より順次発売 価格:オープンプライス 米AMDは15日、世界初となるDirectX 10.1対応GPU「Radeon HD 3800」シリーズを発表した。これを受け、カードメーカー各社が同GPUを搭載したビデオカードを発表、発売した。 同シリーズは共通して、320基のストリーミングプロセッサ、16基のテクスチャユニット、16基のレンダーバックエンドを搭載。上位モデルの「Radeon HD 3870」は、コアクロックが775MHz、メモリクロックが2.25GHz、最大512MBのGDDR4(256bit)を搭載する。下位モデルの「Radeon HD 3850」は、コア670MHz、メモリ1.66GHzで256MBのGDDR3(256bit)を搭載する。 機能面では、Direct X 10.1対応やCrossFireの拡張版である「CrossFireX」への対応や、PCI Express 2.0への対応などを盛り込んでいる。インターフェイスはDVI(HDCP/Dual Link対応)、HDTV出力を備えるほか、DVI→HDMIアダプタでHDMI出力にも対応する。なお、Radeon HD 3870は2スロット仕様、同3850は1スロット仕様となっている。 ●リファレンス準拠製品 玄人志向は、Radeon HD 3870搭載カード「RH3870XT-E512HW」と同3850搭載カード「RH3850PRO-E256HW」を発売した。店頭予想価格は順に、33,800円前後、26,800円前後の見込み。 ASUSTeKは、3870搭載カード「EAH3870/G/HTDI/512M」と3850搭載カード「EAH3850/G/HTDI/256M」を11月23日より発売する。価格は未定。RTSゲーム「Company of heroes: Opposing Fronts」をバンドルする。 台湾GIGABYTEは、3870搭載カード「GV-RX387512H-B」と3850搭載カード「GV-RX385256H-B」を発表。3D RPGゲーム「Neverwinter Nights 2」をバンドルする。 このほか、PowerColorとSapphireもリファレンス仕様のカードをそれぞれラインナップ。アスクが両社の製品を取り扱う。PowerColorの製品については、3870搭載の「AS-HD3870 DDR4 512MB PCIE」と3850搭載の「AS-HD3850 DDR3 256MB PCIE」を国内で発売。店頭予想価格は順に39,000円前後、28,000円前後の見込み。 Sapphireの製品についても、3870搭載カード「HD3870 512MB GDDR4 PCI-E」と3850搭載カード「hd3850 256MB GDDR3 PCI-E」を国内で発売。店頭予想価格は順に30,000円台後半、20,000円台後半の見込み。 また、ファストが取り扱う「Connect 3D」ブランドの3870搭載「C3D-H3870-512D4E」、3850搭載「C3D-H3850-256D3E」も出荷された。店頭予想価格は順に、35,800円前後、26,800円前後の見込み。 ●オーバークロックやメモリ増量タイプ
またPowerColorは、3870と3850の双方にオーバークロック版を用意し、Professional Cooling Systemと名付けた冷却ファンを搭載した。コア800MHz/メモリ2,400MHzの「HD 3870 PCS 512MB GDDR4」と、コア720MHz/メモリ1,800MHzの「HD 3850 PCS 512MB GDDR3」、HD 3850 PCSのHDMIインターフェイスをオンボードとした「HD 3850 Extreme PCS」もラインナップする。こちらもアスクが取り扱い、近日発売予定としている。 このほか、ASUSTeKは海外市場向けにOC仕様のビデオカードを投入する予定。 □AMDのホームページ(英文) (2007年11月15日) [Reported by matuyama@impress.co.jp]
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