49組の親子が「手作りLet'snote工房」で
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8月25日 開催
パナソニックは25日、同社神戸工場において「手作りLet'snote工房2007」を開催。小学4年生から高校2年生までの49組の親子が「Let'snote」の組み立てに挑戦した。
第6回目となる今回は、募集期間がやや短めだったこともあり、応募総数は852組と2006年の914組からはやや少なかったものの、岩手県から沖縄県、そして初の海外となる香港からも応募があったという(残念ながら香港からの応募者は抽選で外れた)。
過去2年はLet'snote Tシリーズを組み立てたが、今回はそれよりも小さいLet'snote R6が用意された。
9時30分から行なわれた開校式では、パナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部プロダクトセンター所長の白戸清氏が挨拶。「今回のR6は組み立てがやや難しいが、自分だけのPCを作って持ち帰る貴重な機会。親子で物作りの楽しさや感動を体験して欲しい」と語った。
プロダクトセンター所長の白戸清氏 | 開校式では組み立てをサポートするスタッフがニックネームつきで紹介された |
開校式の後、一同は工場の組み立てライン内に特別に場所を割いて用意された作業所に移動。組み立ては大きく22の工程に分かれており、参加者2人につき1人の同社スタッフがつき、1つ1つ補助や確認を行ないながら作業を進めた。10.4型液晶の小型機ながら、液晶パネルやマザーボードなどの組み付けはすでに行なわれていたため、作業のほとんどはネジ締めやケーブルの接続で、大きく遅れたりする参加者はいなかったようだ。
同製品はキーボードに防滴加工を施しており、キーボードを取り付ける部分にテーピングをして基板などに水が漏れないよう処理するのが印象的だった。
10時15分に開始した組み立ては11時20分に終了。全員が同時に電源をいれると、無事全員のLet'snoteが起動した。
この後、昼食休憩を挟み、4つの班に分かれ、プリント基板の実装ラインの見学、組み立てたPCの検査作業、防滴加工や100kgf耐荷重の実体験、耐久検査の見学などを行なった。
検査作業では、各I/Oのチェックなど実際の製造と同じ工程の検査を各自が1つ1つ実施したのだが、検査プログラムのダイアログのメッセージなどは子供にも分かりやすいものに変更されているという工夫が盛り込まれていた。
最後には梱包を行ない、閉校式で保証に関する注意などを受け、各自は組み立てたPCを思い出とともに持ち帰った。
□パナソニックのホームページ
http://panasonic.jp/
□手作りLet'snote工房2007のページ
http://panasonic.biz/pc/news/koubou2007/
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0829/pana.htm
(2007年8月27日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]