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アルプス電気、200GB超プラッタを実現するHDD磁気ヘッド
3月14日 発表 アルプス電気株式会社は14日、高記録密度を実現したHDD用の薄膜ヘッド「HRUHM」シリーズを発表した。2006年上半期中に量産開始する。 HRUHMシリーズでは、これまでのMRヘッド、GMRヘッドに代わって、より高感度のTuMR(Tunneling Magneto resistive)薄膜ヘッドを採用。TuMR素子は、強磁性層に絶縁層を挟んだ構造になっており、磁界をかけることで電気信号が絶縁体を通り抜ける「トンネル効果」を応用し、大幅に読み取り性能を高められるという。 また、記録ヘッド部分には垂直磁気記録方式を採用し、記録密度は170Gbit/平方インチを実現。3.5インチHDDの一般的なプラッタ(ディスク)では、1枚当たりの容量は230GB前後の計算になる。現行の3.5インチHDDでは、Seagateの「Barracuda 7200.9」の160GBプラッタが最大の記録密度になっている。 HRUHMシリーズは、3.5インチHDDから1インチHDD以下の各ラインナップでの用途が見込まれている。 □アルプス電気のホームページ (2006年3月16日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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