LANPARTY nF4 SLI-DR Expertは、NVIDIA nForce4 SLIチップセットを搭載するATXマザーボード。2つのPCI Express x16スロットを備え、SLIに対応する。なお、SLI利用時はx16スロットはx8で接続され、x1スロットは利用不可になり、ビデオカード1枚の時は、x4スロットはx1で、スレーブのx16スロットはx2で接続される。SLIは自動認識で、基板やジャンパの設定は不要。
I/Oパネルのオーディオ部分が、独立したモジュールの構成になっており、オーディオCODECをモジュール上に配置することで、ノイズの低減を図っている。同社では「Karajan Audio」と称している。
基板のレイアウトは、CPUソケットの左にDIMMスロットという一般とは逆の配置。DIMMスロットとPCI Express x16スロットの間隔が狭いため、背面側に大きなヒートシンクなどを装備したビデオカードは干渉する可能性があるので、注意したい。
インターフェイス類は、Gigabit Ethernet×2、シリアルATA×8、IEEE 1394×1、S/PDIF入出力、USB 2.0×6など豊富な部類。ただし、IEEE 1394、シリアルポート、USBのオンボードピンヘッダ用のモジュールは用意されていないほか、SiI3114配下のシリアルATA×4は1.5Gbpsとなっている。
ユニークな機能として、BIOSの設定内容を最大4つまで登録可能。ホットキーを押しながら起動することで、いずれかを選択できるので、オーバークロックで試行錯誤する際に重宝する。このほか、FSB/メモリ/PCI Expressクロック、CPU/メモリ/チップセット電圧などを調整できる。
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