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日立マクセル、燃料電池の出力密度を上げる新触媒を開発
3月29日 発表 日立マクセル株式会社は29日、燃料電池の出力密度を向上させる新触媒「白金ルテニウムリン(PtRuP)」を開発したと発表した。
従来、燃料電池の触媒には白金ルテニウムが使用されていたが、同社は非金属元素であるリンを添加した白金ルテニウムリンを開発。白金ルテニウムリンでは、白金もしくはルテニウムの金属結合がリンにより切断されるため、白金ルテニウムでは2~10nmとばらつきの大きかった粒径を2±0.5nmに微細化できるようになった。 これにより、触媒の表面積の増大、ならびに触媒活性の向上が可能となり、白金ルテニウムに対しておよそ約1.7倍となる64mW/平方cmの最大出力密度を実現した。 同社では、この要素技術を基に、固体高分子型燃料電池および直接メタノール型燃料電池への応用を目指す。
□日立マクセルのホームページ (2005年3月29日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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