LUMIX DMC-LC70 (シャンペンシルバー)

4月24日発売

価格：オープンプライス

連絡先：お客様ご相談センター
　　　　　Tel.0120-878-365
　　　　　Tel.06-6907-1187

　松下電器産業株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LC70」と、ホームフォトプリンタ「SV-AP30」を4月24日より発売する。価格はオープンプライス。

●電池寿命が延びたLUMIX DMC-LC70

　LUMIX DMC-LC70は400万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載した乾電池駆動可能なコンパクトデジタルカメラ。2003年8月に発売されたLUMIX DMC-LC43の後継機となる。店頭予想価格は37,000円前後の見込み。

　米国で開催されたInternational CES 2004、PMA2004、日本で3月に開催されたフォトエキスポ2004に参考出品されていた。なお、米国では有効320万画素CCDを搭載した廉価モデル「DMC-LC50」が発売されているが、同社では日本で発売する予定はないとしている。

　省電力化が図られ、同社では撮影時電池寿命がLC43比で約45%伸びたとしている。また、液晶モニタの消費電力を低減する撮影モード「エコモード」が新設され、電池寿命がさらに約25%向上するとしている。

　このほか、初心者向けに機能や表示が簡略化される「かんたんモード」には、逆光補正機能が付加された。

フォトエキスポ2004に参考出品されたDMC-LC70

　撮像素子は1/2.5型の有効400万画素 原色フィルタ付きCCD。記録画素数は2,304×1,728/1,920×1,080(HDTV)/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。記録形式はJPEG。320×240ピクセル、30fpsまたは10fpsの音声付動画を記録媒体一杯まで撮影することも可能。記録形式はQuickTime(Motion JPEG)。

　レンズは非球面レンズ3枚を含む6群7枚で構成される、光学3倍ズームの「LEICA DC VARIO-ELMARIT」を搭載。35mmフィルム換算の焦点距離が35～105mm。開放F値はF2.8～4.9。撮影可能距離は0.5m～無限遠。マクロ/かんたんモードでは0.1m(広角端)/0.5m(望遠端)～無限遠。

　画像処理エンジンとして同社独自の「VENUSエンジン」を搭載。斜め方向の解像度が向上しているほか、表示用YC分離/記録用YC分離/液晶表示/記録媒体への書き込みを並行処理することで、動作を高速化。合焦時間を含まないシャッター間隔を1秒以下、シャッタータイムラグを約0.1秒以下としている。

　すべての解像度で3.3コマ/secの連写が可能。2,304×1,728ピクセル、圧縮率がファインの時は3枚まで、そのほかの解像度で圧縮率がファインの場合は5枚までの連写できる。

　光学ファインダのほかに、1.5型のTFT低温ポリシリコン液晶モニタを搭載。PCとの接続はUSB。PictBridgeとUSB DIRECT-PRINTに対応する。記録媒体用にSDカードスロット(MMC対応)×1を搭載する。このほか、ストロボを内蔵する。

　電源は単3アルカリ乾電池×2または単3ニッケル水素充電池×2。CIPA準拠の電池寿命は、アルカリ乾電池使用時に約160枚、ニッケル水素充電池使用時に約320枚。

　本体サイズは87.5×35.3×64.1mm(幅×奥行き×高さ)、電池と記録媒体を含む重量は約207g。本体色はシャンペンシルバー、セルリアンブルー、コーラルピンクの3色が用意される。USBケーブル、16MB SDメモリーカードなどが付属する。

セルリアンブルー	コーラルピンク

□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040401-1/jn040401-1.html
□製品情報
http://panasonic.jp/dc/lc70/index.html
□関連記事
【3月19日】"写真の祭典"フォトエキスポ2004、本日開幕
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0319/photoe.htm
【2月14日】【PMA】松下、マニュアル志向の上級機「DMC-LC1」を展示
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0214/pma09.htm
【1月11日】【CES】会場で見つけた日本未発表デジカメ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0111/ces11.htm
【2003年8月11日】松下、単三電池駆動の400万画素機「LUMIX DMC-LC43」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0811/pana2.htm

●PictBridge対応フォトプリンタ「SV-AP30」

　「SV-AP30」は熱昇華転写記録式のフォトプリンタ。店頭予想価格は26,000円前後の見込み。

　2002年9月に発売されたSV-AP10の後継機で、SDカードスロットとPCカードスロットを搭載し、デジタルカメラの記録媒体から直接印刷することができる。液晶ディスプレイは搭載しておらず、TV出力端子(RCAピンジャック×1)でTVに接続し、付属のリモコンで操作することで、画像の閲覧などを行なう。

　USBにより、PCからの印刷も可能。対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP。

　SV-AP30では新たにPictBridgeに対応、USB経由でデジタルカメラからのダイレクトプリントが可能になった。さらに、暗部補正技術「ビビッドトーン」を搭載。画像の暗い部分のみを補正することで、奥行きのあるプリントを出力可能としている。このほか、1,920×1,080ピクセルのHDTVモードで撮影した画像も印刷できるようになった。

　印刷解像度は259×259dpi。対応画素数は80×60～6,144×4,096ピクセル。対応形式はJPEG、TIFF(非圧縮)。

　印刷可能サイズははがきサイズ(90×120mm)、Kサイズふちなし(100×150mm)、Lサイズ(89×127mm)。印刷速度ははがきサイズ標準紙で約77sec/枚、はがきサイズシール紙とLサイズで約110sec/枚、Kサイズで約120sec/枚。カセットには標準紙なら25枚、そのほかの用紙が36枚、収納できる。

　本体サイズは180×280×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。

□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn040401-2/jn040401-2.html
□製品情報
http://panasonic.jp/dc/ap30/index.html

□松下電器産業のホームページ
http://panasonic.jp/
□関連記事
【2002年8月19日】松下電器、SD/PCカードスロット搭載の昇華型プリンタ「SV-AP10」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0819/pana.htm

(2004年4月1日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]