会期:2月12~15日(現地時間) 会場:Las Vegas Convention Center 松下電器産業は、“マニュアル志向のLUMIX”として参考展示してきた「DMC-LC1」の製品版を、ユーザーも触れる状態で展示した。また、その兄弟機である「DIGILUX 2」も、Leicaブースに展示された。 Leicaがらみということで、エプソンのLeicaマウント搭載レンジファインダーデジカメに話題をさらわれた感はあるが、LC1もDIGILUX 2も来場者が手に取って操作できる状態になっており、「より具体的なLeicaのデジカメ」として大きな注目を集めている。
撮像素子は有効500万画素CCD、レンズは光学3倍ズームのLeica DC VARIO-SUMMICRONで、35mmフィルム換算の画角は28~90mm、開放F値はF2.0~F2.4。 スペックもさることながら、このデジカメでもっとも注目されるのは、鏡銅部のフォーカス環と絞り環、そしてボディ上面のシャッタースピードダイヤルだろう。各操作部は、銀塩カメラと同様に操作できるほか、それぞれ「A」ポジションを備えており、たとえば絞り環のみAにセットすればシャッター優先AEに、シャッタースピードのみAにすれば絞り優先優先AEに、両方AにすればプログラムAEになる。 とくに高倍率のズームを搭載しているわけではないのだが、LC1には光学ファインダーはなく、EVFのみとなっている。EVFの見え方は、悪くはない。表示の中央部のみが拡大して、マニュアルフォーカスを補助する機能も備える。 目を引く大口径レンズだが、フィルタ径は69mmと特殊なサイズになっている。このサイズで市販されているフィルタがないため、69mmのレンズ保護フィルタが製品に同梱される。また、NDフィルタやクローズアップレンズがオプションで用意される。 ボディは金属製らしく重量感があり、表面のシボも深めでグリップ感は良好だ。 【お詫びと訂正】初出時にシャッター優先と絞り優先を取り違えた記述となっておりました。お詫びして訂正させていただきます。
一方、LeicaブースのDIGILUX 2も、同じように重量感があり、質感も高い。塗装と軍艦部の形状のおかげで、DIGILUX 2のほうがLC1よりもクラシックなカメラのように見える。 松下は、このほかにもコンパクト機「DMC-LC70」と「DMC-LC50」を展示。1月のInternational CES 2004でもモックアップが展示されていたが、PMA 2004では動作する実機が展示された。
□PMA 2004のホームページ(英文) (2004年2月14日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|
|