1月27日 発表

　電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2003年10月1日から開始された個人向けPCリサイクルにおける回収実績台数を発表した。今回発表されたのは10月1日から12月末日までの3カ月間で、総計は31,500台に達した。

　月別では10月7,566台、11月が10,319台、12月は13,649台で、毎月増加している。また、東京都で行なわれている、撤退メーカー品などの義務者不在PCの回収は3カ月間で425台となった。

　個人向けPCリサイクルが実施されなかった場合の排出台数は、四半期で9万台と推定されている。31,500台という台数は、その約35%にあたり、JEITAでは制度が順調に滑り出しているものと判断している。

　なお、JEITAでは4月1日をめどに、義務者不在PCについても全国で回収を開始する方針。これは、昨年12月1日の廃棄物処理法の改正により、業界団体も一般廃棄物の広域処理認定を取得できるようになったことを受けたもので、料金などはすでに回収が開始されている東京都と同額を予定している。

　これに伴い、各自治体に対して、東京都と同様にPCのゴミ収集を停止するよう働きかけていく方針で、回収率の向上をめざし、リサイクルシステムが定着することを目指すとしている。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/japanese/index.htm
□ニュースリリース
http://www.pc3r.jp/release/040127.html
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(2004年1月27日)

[Reported by date@impress.co.jp]