電子情報技術産業協会(JEITA)は13日、10月1日から開始された個人向けパソコンリサイクルにおけるパソコンの回収実績台数を発表した。

　10月中に全国で回収されたパソコンの合計台数は7,566台。JEITAパソコン3R推進事業参加メーカー39社のうち、「エコゆうパック」を利用して回収した31社の台数を合計したもので、同協会では「順調な滑り出し」と評価している。

　回収台数の推移を1日あたりの平均台数で見ると、第1週目が41台、第2週186台、第3週420台、第5週526台となっており、週を追うごとに増加していることがわかる。

　都道府県別の回収台数トップ5は、東京都、神奈川県、大阪府、埼玉県、愛知県。このうち、東京都および神奈川県ではパソコン所有台数全国比よりも高い回収率となり、東京では所有台数全国比14.4%に対して22.5%、神奈川では同9.4%に対して11.9%を達成した。これは両都県でパソコンのゴミ収集停止が徹底され、リサイクルに集中したこと、東京ではメーカー等義務者不存在のパソコンをJEITAが回収していたことなどが原因という。

　なお、主要メーカーへの回収申し込み受付台数は、実際の回収台数の約1.7倍となる13,000台に達したと見られ、今後の回収実績はさらに増加すると見込まれている。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.pc3r.jp/release/031113.html
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(2003年11月14日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]