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Rambus、次世代DRAM技術Yellowstoneの正式名称を発表
7月10日発表 米Rambusは、都内で開催されている開発者向けイベント「ラムバス デベロッパ フォーラム ジャパン 2003」において、次世代DRAM技術「Yellowstone」(コードネーム)を「XDR DRAM」として正式発表した。 XDR DRAMは、現行のDDR400などと比較して8倍となる、3.2GHzでのデータ転送を可能とする技術。2004年前半には、ホームネットワークサーバーやゲーム機などのコンシューマ機、ハイエンドグラフィックス市場向けに出荷が開始される見込み。 公開されたXDR DRAMのロードマップによると、2004年から2005年にかけて、3.2GHzのほか、2.4GHzおよび4GHzのものも用意され、2006年には6.4GHzの製品も登場する見込みという。
同社メモリインターフェイス部門副社長のローラ・スターク氏は、「3Dグラフィックスなど、メモリ帯域がボトルネックになる市場では、その帯域は5年で10倍程度になる傾向にあり、2006年には50GB/secに達する。PCでもいずれ必要になる時期がくる」という見解を示した。 発表会には、XDR DRAMのライセンスを契約している、株式会社東芝およびエルピーダメモリ株式会社も出席した。 株式会社東芝セミコンダクター社メモリ技師長の斉藤昇三氏は、「当初130nmラインで2.4~3.2GHzの製品を、2004年の夏頃をメドにサンプル出荷し、2005年には量産出荷に入る。2005年半ばからは110nmラインでの製造を開始し、4GHzの製品を生産する」とした。 また、エルピーダメモリ株式会社チーフマーケティングオフィサー 犬飼英守氏も、「2004年第3四半期には110nmラインで最初の製品を出荷、2005年には量産を開始する」と述べた。
質疑応答では、「XDR DRAMが量産化される時点で、PC市場において対抗可能なテクノロジはあると考えているか」という質問がされたが、「現状の延長線上では無いと考えている。PCのDDR SDRAMベースのシステムはまだ限界点には来ておらず、今後4~5年はDDRベースのシステムが最良の解になるだろう」とした。 □RAMBUSのホームページ(英文) (2003年7月10日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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