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PC Watch 2002年10大ニュース結果発表
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順位 | ニュース | 得票数 |
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1 | Hyper-Threading版Pentium 4が登場
(関連記事:1/2/3) | 1,057 |
2 | HPとCompaqが合併 (関連記事:1/2/3) | 1,023 |
3 | 3GHzを越えるクロックのPC向けCPUが登場 (関連記事:1/2) | 946 |
4 | 4倍速書き込み、複数方式サポートなど書き込み型DVDドライブが進化 (関連記事:1/2/3) | 862 |
5 | 液晶ディスプレイ大幅な値下がり。CRTに代わりディスプレイの主流に (関連記事:1) | 839 |
6 | 富士通製HDDの不具合騒動が広がる (関連記事:1/2) | 833 |
7 | 日立から水冷ノートが登場 (関連記事:1/2/3) | 738 |
8 | 次世代光ディスク規格の規格が分裂 (関連記事:1/2(AV)) | 639 |
9 | Serial ATA製品登場 (関連記事:1/2/3) | 613 |
10 | 2足歩行ロボットの開発が進展 (関連記事:1/2/3) | 575 |
Hyper-Threading版Pentium 4の登場が1位。3位のCPUクロックの3GHz超えも同CPUの話題であり、「Hyper-Threading Technology(HTテクノロジ)対応Pentium 4 3.06GHz」が今年最も話題を集めた製品ということになった。Intelのロードマップでは、より低クロックのCPUにもHTテクノロジが搭載されることになっており、HTテクノロジへの関心は来年も続きそうな気配だ。
CPUの話題に割って入る形となったHPとCompaqの合併は、合併当事者がどちらも馴染み深い企業であるほか、HP創業者一族による合併反対の動きなど、合併までのドラマチックな展開も関心を呼んだ。合併劇はHPの女性CEOカーリー・フィオリーナがその手腕を見せつけて終わったが、IBMらと肩を並べる巨大企業となったHPの物語は、まだ始まったばかりだ。
HT対応Pentium 4を発表する米Intelのスー副社長 | 来年はHT対応Pentium 4が一気に拡大? | 米HPのフィオリーナCEO(左)とNECの西垣社長 |
4位には書き込み型DVDドライブの進化についての話題が入った。とくにDVDマルチドライブやソニーの±両対応のDVDドライブの登場は、乱立する書き込み型DVD規格に振り回されるユーザーにとって大きな福音となった。
その一方で8位には次世代光ディスク規格分裂の話題。東芝不在のBlu-ray Disc発表会からあった悪い予感が、まさに的中。「またか」というユーザーの大きなため息が聞こえてきそうだが、来年も引き続き目を離せない話題といえる。
5位の液晶ディスプレイ値下がりは2001年10大ニュースの10位にも入っている。春頃に一時値上がりした液晶パネルだが、夏を過ぎてからはまた値下がり基調に戻った。17型CRTはすでのその座を15型液晶に譲った、と言っても過言ではないだろう。また今年は17型、18型といった大型パネルも値下がりした。
日立LGのDVDマルチドライブ「GMA-4020B」 | Blu-ray Discの発表会に東芝はいなかった | ワイド液晶も低価格に。写真の日本サムスン「SyncMaster172W」は62,800円 |
6位の富士通製HDD不具合騒動は、不具合問題リンク集にも多数のアクセスを集めた。同社の対策費用は250億円にのぼる。HDDのみならずさまざまな電子製品のリコール、発売延期が目立った1年だった。
7位の水冷ノートPCは、デスクトップPCでも一般的とはいえない水冷機構を、大手メーカーがノートPCに載せてしまったところが話題を呼んだ。処理能力や軽量化、動作時間以外で注目を集めたノートPC技術としても、注目に値する。デスクトップPCで進んだ静音化の流れがノートPCにも及んだ、ともいえる。なお、日立に続いて東芝も、参考出品ながら水冷ノートPCを発表している。
9位はSerial ATAの話題。長らくHDDなどのインターフェイスとして君臨してきたIDEに取って代わる規格がついに現実のものとなった。どのように普及していくのか、来年の展開にも注目が集まる。
10位は昨年に引き続き人気の話題だった2足歩行ロボット。2本足で歩けるのはあたりまえとなり、今年は容姿や実用度も評価対象となった。鉄腕アトム誕生の年となる来年は、どのような進化を見せてくれるだろうか。
日立の水冷ノートPC試作機。すでに製品化され、発売されている | 6月に台湾で開かれたCOMPUTEXでは、多数のSerial ATA製品が展示された | “ブチメカ”を現実のものにしてしまった2足歩行ロボット「HRP-2」 |
静音化やHTテクノロジ、キューブ型筐体など、CPUクロック以外の部分での評価軸が台頭してきたことは、今年の大きな流れとして記憶されるだろう。全体的に見てPCビジネスの低迷を表す話題が多かった中で、いくつかの技術的発展や新規格も登場し、来年の盛り上がりを予感させた。また、来年は、AMD、Transmetaといった、今年おとなしかったCPUベンダーの巻き返しも予想される。
□PC Watch 2001年10大ニュース結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011228/best10.htm
□PC Watch 2000年10大ニュース結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001227/best10.htm
□'99年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991224/best10.htm
□'98年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981225/best10.htm
□'97年 読者が選ぶPC Watch 10大ニュースアンケート結果発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971222/result.htm
(2002年12月26日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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