PC用の史上最高クロックを更新したPentium 4 2.80GHz登場!
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Pentium 4 2.60GHz |
Intelから、PC用としてはこれまでの最高クロックであった2.53GHzを上回るPentium 4プロセッサ(以下Pentium 4)の2.80GHzが登場した。同時に、システムバス533MHzのPentium 4 2.66GHz、システムバスが400MHzのPentium 4 2.60GHzとPentium 4 2.50GHzも追加された。
今回は、このPentium 4 2.80GHzと、システムバス400MHzの製品としては最後の製品となる可能性が高いPentium 4 2.60GHzのパフォーマンスに迫っていきたい。
●ステッピングがあがったPentium 4 2.80GHz
今回登場したPentium 4 2.80GHzは、1月にPentium 4 2.20GHz、2A GHzとしてリリースされたNorthwoodコアを利用したもので、L1キャッシュは12K マイクロOps+8KBデータキャッシュ、L2キャッシュは512KBで、従来モデルとなるPentium 4 2.53GHzと大きな違いはない。基本的には従来版の高クロック品であると言ってよいだろう。
Pentium 4 2.80GHz、写真はエンジニアリングサンプルだが、従来の2.53GHzと比べてキャパシタの数が変わっている |
だが、若干の違いはある。まずCPUのステッピングがB0からC1に変更された。これにより、エラッタへの対応がされているほか、歩留まりの向上が期待できるという。このほかにも、L1キャッシュに若干の改良が行なわれている。実際、WCPUIDで確認してみると、トレースキャッシュのTLBが、BステップのPentium 4 2.40B GHzとCステップのPentium 4 2.80GHzでは、若干の違いがあり、エントリ数などが増えていることがわかる。
【お詫びと訂正】初出時にステッピングが「C0」と記載されておりましたが、「C1」の誤りです。お詫びして訂正いたします。
Intelは11月頃に投入を予定しているPentium 4 3.06GHzからHyper-Threading Technologyを導入するが、Hyper-Threading Technologyを有効にすると、命令デコードしたマイクロ命令をストアするトレースキャッシュにかかる負荷が増えることになる。そこで、それに備えてトレースキャッシュを強化したのだろう。
駆動電圧は1.525V(VID)で、熱設計に利用する熱設計消費電力(TDP)は68.4Wと、2.53GHzの59.3Wからクロック分程度増えている。だが、Tcaseが2.53GHzの摂氏71度から摂氏75度に引き上げられており、熱設計の難易度の指標の1つである熱抵抗値は、ケース内温度が45度であると仮定するとどちらも約0.438となり、ほとんど変わっていない。このため、Pentium 4 2.53GHzで利用してきた放熱機構がそのまま利用可能だ。
画面左はBステップのPentium 4 2.40B GHz。CPUIDがFamily15、Model2、Stepping ID4となっている。これに対して画面右のPentium 4 2.80GHzは、15、2、7となっており、Stepping IDが7になっていることがわかる |
画面左はBステップのPentium 4 2.40B GHz。TLBのエントリ数は32エントリと64エントリ。画面右のCステップのPentium 4 2.80GHzはTLBのエントリ数が32エントリと128エントリ |
●最後のシステムバス400MHz Pentium 4となる2.60GHz
すでに述べたように、今回のラインナップではPentium 4 2.66GHz、Pentium 4 2.60GHz、Pentium 4 2.50GHzの3製品も追加された。中でもPentium 4 2.60GHzはシステムバス400MHzのPentium 4としては最高クロックとなる製品だが、最後のシステムバス400MHzのPentium 4となる可能性が高い。
というのも、IntelがOEMメーカーに対して説明しているロードマップによれば、システムバス400MHzのPentium 4はこの2.60GHzが最高クロックで、今後新製品は予定されていないからだ。
そういう意味では、533MHzのシステムバスに対応していないプラットフォーム(Intel 850、Intel 845、SiS645、P4X266)を所有しているユーザーには、このPentium 4 2.60GHzが最終的なアップグレードパスとなる。なお、このPentium 4 2.60GHzもCステップになっている。
●ベンチマークシステム、利用ベンチマークを更新
今回より(実際には前回のAthlon XP 2600+からなのだが、前回は時間の都合で詳細の説明を省略させてもらった)、筆者が利用しているベンチマーク環境、および利用ベンチマークの入れ替えを行なった。
といっても、環境で変更したのはハードディスクぐらいなのだが、一部のベンチマークをのぞき、IBMのDTLA-307030(30GB、Ultra ATA/100)から、IBMのIC35L040AVVN07(40GB、Ultra ATA/100)へと変更した。変更した理由は、予備も含めて4つ用意していたDTLA-307030の1つが壊れたためで、今後はIC35L040AVVN07を利用してベンチマークを行なっていく。
また、LANカードも従来はIntelのIntel PRO/100+マネージメントアダプタ(100BASE-TX)を利用していたが、新たにIntel PRO/1000 MT Desktop Adapterへと変更した。そのほかの環境、ビデオカードはGeForce3(64MB DDR SDRAM)、サウンドカード(YAMAHA YMF-754)は同様だ。ビデオカードも最新のカードに換えることも検討したのだが、まもなくDirectX 9世代のVPUが登場する微妙な段階にあるので、今回は更新を見送った。
ベンチマークプログラムに関しても、若干の見直しを行なった。筆者はベンチマークを(1)オフィス文章作成系、(2)コンテンツ作成系、(3)3D、(4)Webの4つのジャンルで比較できるようにそれぞれベンチマークを行なっている。現在のPCのアプリケーションを分類分けすると、主にこの4つになるだろうと考えているからだ。
それぞれ、(1)オフィス文章作成系としてSYSmark2002のOffice Productivity、(2)コンテンツ作成系としてSYSmark2002のInternet Contents Creation、(3)3Dとして3DMark2001 Second EditionとQuake III Arena、(4)WebとしてWebMark2001を実行してきた。なお、これらを選択している基準は、基本的にはユーザーの実利用環境を再現するアプリケーションベンチマークであること、実績がある第三者機関が作っていることの2つで、それらの中で筆者がテストして安定して動作すると判断したものを利用している(環境によっては動かないベンチマークでは役に立たないからだ)。
今のところ、この4つのジャンル分けに大きな変更を加える必要はないと考えているが、今回それぞれに若干のベンチマークの追加を行なった。
1つはコンテンツ作成系にビデオエンコードソフトのTMPGenc Plus Version 2.5( http://www.tmpgenc.net/ )を追加した。TMPGencは筆者が説明するまでもないほど有名なアプリケーションで、ビデオファイルをMPEG-1やMPEG-2などへと変換することができるソフトウェアだ。テストではDVカメラで作成した10分間の動画ファイル(AVI形式、17,989フレーム)を標準設定でMPEG-2へと変換させ、1秒あたりに処理できた平均フレームレートを計算した。
また、3DにOpenGLのプロフェッショナルアプリケーションを利用したベンチマークソフトのSPECのViewperf 7.0と、NOVALOGICのDirectX 8.1対応3DゲームのComanche 4を追加した。
Viewperf 7は3D Studio MAXなどのプロユースで利用される3Dアプリケーションでのグラフィックス性能を計測するベンチマークだ。また、NOVALOGICのComanche 4は、DirectX 8に対応した3Dゲームで、DirectX 8でサポートされたハードウェアピクセルシェーダエンジンを利用しているゲーム。今後登場するであろうピクセルシェーダ対応ゲームにおけるパフォーマンスをはかるテストとして利用することにした。
さらに、従来通り、OpenGLベース3Dゲームの代表といえるQuake III Arenaも引き続き行なうので、実ゲームによりDirectXとOpenGLのそれぞれのパフォーマンスを参照できるようにした。
また、WebMark2001に関しては、3つのテスト(B2B、B2C、B)のうち、ユーザーがWebサイトに接続して利用する際のパフォーマンスを示すB2Cを採用することにした。
これらの追加アプリケーションを含めて、筆者が本連載で利用するベンチマークが表1の通りだ。なお、基本的に筆者は同じベンチマークを相当期間使い続ける。これは、同じベンチマークを使うことで定点観測にしたいという意図があるためと、もう1つはバックナンバーの結果との相互運用を可能にするためだ。このため、今後も半年程度は同じ環境、同じベンチマークでテストを行なっていくので、バックナンバーなどと併せて結果を参考にしてほしい。
【表1:ベンチマーク一覧】これまで | 今後 | |
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オフィス文章作成 | SYSmark2002/Office Productivity | SYSmark2002/Office Productivity |
コンテンツ作成 | SYSmark2002/Internet Contents Creation | SYSmark2002/Internet Contents Creation |
TMPGenc Plus 2.5 | ||
3D | 3DMark2001 Second Edition | 3DMark2001 Second Edition(Build330) |
Quake III Arena | Quake III Arena | |
Viewperf 7.0 | ||
Comanche 4 | ||
WEB | WebMark2001 | WebMark2001/B2C |
●多くのテストで最高性能を発揮したPentium 4 2.80GHz
それでは、実際にベンチマークプログラムを利用してそのパフォーマンスを探っていこう。利用したベンチマークは表1にあげた通りで、比較対象として用意したのは2.4GHz以上および2400+以上級のCPUで、Pentium 4の2.4GHz以上の製品と、Athlon XP 2600+だ。
ただ、記事作成時点ではPentium 4 2.66GHzとPentium 4 2.50GHz、Athlon XP 2400+の3製品は入手できなかったので、掲載していない。入手でき次第、追加していきたい。
なお、Athlon XP 2600+にはApollo KT333をプラットフォームとして利用した。KT400プラットフォームも入手したのだが、BIOSがこなれていないせいか、テストした結果KT333よりも結果が悪かったので、今回はApollo KT333を利用した。
Pentium 4に関しては、Direct RDRAMが利用可能なIntel 850EとDDR SDRAMが利用可能なIntel 845Gの2つのプラットフォームにおいてテストした。すでにシェアではDDR SDRAMベースのIntel 845Gが主流だが、依然としてパフォーマンスではIntel 850Eの方が上で、実際にこちらを選択するユーザーも少なくないからだ。
従って、Athlon XPかPentium 4で迷っているユーザーは、比較対象として、Direct RDRAMを利用したPentium 4を考えている場合は、Intel 850E+PC1066とAthlon XPの結果を、DDR SDRAMを利用したPentium 4を検討している場合にはIntel 845G+DDR266とAthlon XPの結果を比較してほしい。
なお、すでにPC1066が事実上利用可能となっているので、Direct RDRAMにはPC1066-32(ただし、Intel 850Eの仕様上の制限から、システムバスが400MHzの場合にはPC800-45しか利用できないので、PC800-45を利用している)を利用したが、Pentium 4 2.80GHzのみ、PC1066-32とPC800-40の両方をテストした。
【テスト環境1】CPU | Pentium 4(PC1066)/w 533system bus | Pentium 4(PC800)/w 533system bus | Pentium 4(PC800) | Pentium 4(DDR266) | Athlon XP 2600+ |
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チップセット | Intel 850E | Intel 850E | Intel 850E | Intel 845G | VIA Apollo KT333 |
マザーボード | Intel D850EMV2 | Intel D850EMV2 | Intel D850EMV2 | Intel D845GBV | EPoX EP-8K3A+ |
BIOSバージョン | MV850.10A.86A.0038.P15 | MV850.10A.86A.0038.P15 | MV850.10A.86A.0038.P15 | RG84510A.86A.0013.P06 | 6A6LVPAJC(08/13/2002) |
チップセットドライバ | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | VIA 4in1 V4.42 |
メモリ | Direct RDRAM/1066MHz | Direct RDRAM/800MHz | Direct RDRAM/800MHz | DDR266 | DDR333 |
メモリモジュール | PC1066-32 | PC800-40 | PC800-45 | PC2100(2-2-2) | PC2700(2-3-3) |
容量 | 512MB | ||||
ビデオチップ | NVIDIA GeForce3 | ||||
ビデオメモリ | 64MB DDR SDRAM | ||||
AGP Apature Size | 256MB | ||||
ビデオドライバ | NVIDIA Detonator XP V30.82 | ||||
標準解像度 | 1,024x768ドット/32bitカラー/85Hz | ||||
サウンド | YMF-754R | ||||
Ethernet | Intel PRO/1000 MT Desktop Adapter | ||||
ハードディスク | IBM IC35L040AVVN07-0(40GB) | ||||
フォーマット | NTFS | ||||
OS | Windows XP Professional |
CPU | Pentium 4(PC1066)/w 533system bus | Pentium 4(PC800)/w 533system bus | Pentium 4(PC800) | Pentium 4(DDR266) | Athlon XP 2600+ |
---|---|---|---|---|---|
チップセット | Intel 850E | Intel 850E | Intel 850E | Intel 845G | VIA Apollo KT400 |
マザーボード | Intel D850EMV2 | Intel D850EMV2 | Intel D850EMV2 | Intel D845GBV | EPoX EP-8K3A+ |
BIOSバージョン | MV850.10A.86A.0038.P15 | MV850.10A.86A.0038.P15 | MV850.10A.86A.0038.P15 | RG84510A.86A.0013.P06 | 6A6LVPAJC(08/13/2002) |
チップセットドライバ | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | Intel 4.00.1013+Intel IAA V2.20 | VIA 4in1 V4.42 |
メモリ | Direct RDRAM/800MHz | Direct RDRAM/800MHz | Direct RDRAM/800MHz | DDR266 | DDR333 |
メモリモジュール | PC800-40 | PC800-40 | PC800-45 | PC2100(2-2-2) | PC2700(2-3-3) |
容量 | 512MB | ||||
ビデオチップ | NVIDIA GeForce3 | ||||
ビデオメモリ | 64MB DDR SDRAM | ||||
AGP Apature Size | 256MB | ||||
ビデオドライバ | NVIDIA Detonator XP V30.82 | ||||
標準解像度 | 1,024x768ドット/32bitカラー/85Hz | ||||
Ethernet | Intel PRO/100+マネージメントアダプタ | ||||
ハードディスク | IBM IC35L040AVVN07-0(40GB) | ||||
フォーマット | NTFS | ||||
OS | Windows 2000(ServicePack2) |
【グラフ1:Office Productivity】 |
オフィス文章作成環境(MS Office XPなど)におけるパフォーマンスは、SYSmark2002のOffice Productivity(グラフ1)を利用した。みてわかるようにPentium 4 2.80GHzは、どのメモリを利用した場合でも、最も高いパフォーマンスを発揮した。
【グラフ2:Internet Content Creation】 |
コンテンツ作成環境(Adobe PhotoshopやPremiereなど)では、SYSmark2002のInternet Contents Creation(グラフ2)とTMPGenc Plus 2.5(グラフ3)を利用した。Internet Contents Creationに関してはOffice Productivityと同じようにPentium 4がトップだったが、TMPGencに関しては、Athlon XP 2600+が健闘している。Athlon XP 2600+は、DDR266およびPC800の組み合わせのPentium 4 2.80GHzを上回っており、こうしたアプリケーションにおけるAthlon XPの優位性を示している。
【グラフ3:TMPGenc(フレーム/秒)】 |
【グラフ4:3DMark2001 Second Edition(Build330)】 |
3D利用環境に関しても、3DMark2001 SE(グラフ4)、Quake III Arena(グラフ5)、Comanche 4(グラフ7)に関してはPentium 4 2.80GHzが上回ったが、Viewperf 7(グラフ6)に関しては、その中の1つのテストであるData Explorer(dx-07)だけ、Athlon XP 2600+が非常に優秀なスコアを発揮した。また、Lightscapeに関してもAthlon XP 2600+が最も高いスコアを発揮している。3DMark2001 SEやComanche 4ではPentium 4 2.60GHzを上回るパフォーマンスを発揮しており、このような3DはAthlon XPの得意分野の1つだと言っていいだろう。
【グラフ5:Quake III Arena(demo1)】 |
【グラフ6:Viewperf 7.0】 |
【グラフ7:Comanche 4】 |
【グラフ8:WebMark2001/B2C】 |
Web環境では、WebMark2001のB2C(エンドユーザーが商用Webに接続する際のパフォーマンスを計測するテスト、グラフ8)のスコアをみることにした。ここでもPentium 4 2.80GHzがトップのスコアを記録した。
●絶対的なパフォーマンスでPentium 4 2.80GHz、バランス重視ならAthlon XP 2600+
以上のように、筆者が指標とした8つのテストのうち、7つで最高性能を発揮したPentium 4 2.80GHzは、現時点で絶対的なパフォーマンスでは最も優れていると言っていいだろう。プロユースのユーザーなどパフォーマンスが仕事の効率に影響するユーザーなどが選択するならこれだろう。
ただ、正直なところ、価格はまだ高すぎる。CPU単体で508ドルという価格は、以前のIntelの最高クロック製品に比べれば安価になったのは事実だが、それでも半分の253ドルであるPentium 4 2.53GHzの倍のパフォーマンスはないのだから、もう少し安価になるのを待ちたいところだ。
なお、グラフ9、10、11は、スコア(Office Productivity、3DMark2001 SE、WebMark2001/B2C)をCPU+マザーボード+メモリ(512MB)の価格で割り、10,000をかけたもので、1万円当たりどのぐらいのスコアを実現できるかをグラフにしたものだ。CPUとメモリに関しては、週末、AKIBA PC Hotline編集部が調査した価格の平均価格を利用し、マザーボードに関しては筆者が独自に調査した秋葉原における一般的な価格を採用した(表2)。なお、Athlon XP 2600+に関しては、実際に製品が発売されていなかったので、リリース時の価格(37,125円)を利用した。このため、リアルな価格ではないことをあらかじめお断りしておく。
【表2:各パーツの市場価格】Athlon XP 2600+ | Pentium 4 2.40B GHz(DDR266) | Pentium 4 2.40B GHz(PC1066) | Pentium 4 2.53GHz(DDR266) | Pentium 4 2.53GHz(PC1066) | Pentium 4 2.60GHz(DDR266) | Pentium 4 2.60GHz(PC800) | Pentium 4 2.80GHz(DDR266) | Pentium 4 2.8GHz(PC800) | Pentium 4 2.8GHz(PC1066) | |
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CPU | 37125 | 36,747 | 36,747 | 43,121 | 43,121 | 49,955 | 49,955 | 63,279 | 63,279 | 63,279 |
マザーボード | 14980 | 14800 | 18980 | 14800 | 18980 | 14800 | 18980 | 14800 | 18980 | 18980 |
メモリ(512MB) | 14,535 | 13,731 | 43932 | 13,731 | 43932 | 13,731 | 21940 | 13,731 | 22416 | 43932 |
合計価格 | 66640 | 65278 | 99659 | 71652 | 106033 | 78486 | 90875 | 91810 | 104675 | 126191 |
【グラフ9:SYSmark2002/Office Productivityコストパフォーマンス】 | 【グラフ10:3DMark2001 SEコストパフォーマンス】 |
【グラフ11:WebMark2001/B2Cコストパフォーマンス】 |
結果は、Office ProductivityこそPentium 4 2.40B GHz+DDR266に譲ったが、3DMark2001、WebMark2001/B2CはAthlon XP 2600+が上回った。さらに、Pentium 4 2.60GHz(DDR266)との比較では、8つのテスト項目のうち4対4と互角となっており、Athlon XP 2600+というモデルナンバーも妥当なところだと言えるが、コストパフォーマンスに関しては圧倒的にAthlon XP 2600+が上回っている。
性能とコストのバランスにおいて、Athlon XP 2600+はPentium 4を上回っていると言え、コストパフォーマンス重視のユーザーであれば、Athlon XP 2600+を選択するとよいだろう。
□関連記事(2002年8月27日)
[Reported by 笠原一輝@ユービック・コンピューティング]