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【最新版】1万円台で買える格安Androidタブレット5選

 今、3万円台以下で買える安価なAndroidタブレットが人気である。AmazonなどのECサイトでは多くの製品が販売されており、その人気ぶりが窺えるところだ。本稿では、こうしたお手頃タブレットの中でも、1万円台で購入可能な格安モデルを5製品集め、紹介している。

 格安タブレットのスペックは、8~10型ディスプレイ、オクタコアSoC、6GB前後のメモリ、128GB前後のストレージ、5,000mAh以上のバッテリ、Android 12~14といった具合だ。普段使いなら十分な性能を備えていると言える。“安くて使える”タブレットであるということが、昨今の人気の理由だ。

 ユニークなのは、「Memory Extension」などと呼ばれる、メモリ容量を増やせる機能だ。ストレージの一部を仮想メモリとして割り当てることで、メインメモリの容量を拡張するというもの。物理メモリの搭載量が少ない格安タブレットにうってつけと言える機能であり、ぜひ活用したいところである。

 一方、格安タブレットが採用するSoCはローエンド向けが多く、3Dゲームを動作させるにはパワー不足の場合もある。「原神」や「Call of Duty: Mobile」などの本格的な3Dゲームを快適にプレイしたいなら、より高性能なSoCを備えるモデルを狙うべきだろう(もちろん、より高価である)。格安タブレットのフィールドは、あくまで、Web閲覧や動画視聴、電子書籍などの「普段使い」にある。

6GBメモリ+256GBストレージの11型モデル
TECLAST「T50HD」

TECLAST T50HD
製品ページ
実売価格:1万9,900円前後●ディスプレイ:11型液晶(1,920×1,200ドット)●スペック:Unisoc T606、6GBメモリ(最大14GB)、256GBストレージ、Android 14●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、Nano SIMカードスロット×2(1基はmicroSDカードと排他)、3.5mmヘッドフォン端子など●カメラ:前面800万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:8,000mAh●サイズ:257.1×169.2×7.9mm●重量:500g

 1万円台のAndroidタブレットとしては珍しい、11型ディスプレイを備えるモデル。動画や写真、ゲームなどのコンテンツを、広く見やすい画面で楽しめる。また、256GBの大容量ストレージに加え、最大1TBまでのmicroSDカードを使用可能。空き容量を気にせず、多くのアプリやファイルを保存できる。

 4G LTE通信に対応するのもポイント。Nano SIMカードスロットを2基備えており、別途SIMカードを用意すれば、モバイルネットワークに接続できる。外出先でもインターネットを利用可能だ。

1万台前半で買えるエントリー向けタブレット
TECLAST「P30T」

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実売価格:1万2,700円前後●ディスプレイ:10.1型液晶(1,280×800ドット)●スペック:Allwinner A523、4GBメモリ(最大10GB)、128GBストレージ、Android 14●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、microSDカードスロット、3.5mmヘッドフォン端子など●カメラ:前面200万画素、背面500万画素+30万画素●バッテリ容量:6,000mAh●サイズ:242.4×161.3×8.1mm●重量:444g

 SoCに「Allwinner A523」を採用する、エントリー向けのAndroidタブレット。Allwinner A523は8基のCortex-A55からなるプロセッサで、パフォーマンスは高くはないものの、日常的な使い方なら必要十分な性能を発揮できる。特筆すべきはBluetooth 5.4を搭載する点で、これはほかの機種と比べ最新仕様と言える部分だ。

 背面には、500万画素+30万画素のデュアルカメラシステムを装備。焦点合わせを高速化したAIオートフォーカス機能を備える。また、前面カメラは顔認証に対応しており、簡単で安全なロック解除をサポートする。

外出のお供に最適な4G LTE対応タブレット
Blackview「Tab 60」

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実売価格:1万6,900円前後●ディスプレイ:8.68型液晶(1,340×800ドット)●スペック:Unisoc T606、6GBメモリ(最大12GB)、128GBストレージ、DokeOS_P 3.0(Android 13ベース)●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、Nano SIMカードスロット×2(1基はmicroSDカードと排他)、3.5mmヘッドフォン端子など●カメラ:前面500万画素、背面800万画素●バッテリ容量:6,050mAh●サイズ:211.7×124.4×8.4mm●重量:338g

 8.68型ディスプレイを備えるコンパクトなモデル。SoCはUnisoc T606、メモリは6GB、ストレージは128GBと、ローエンド機としては標準的な構成だ。一方、OSは変わっており、Android 13をベースにカスタマイズを施した「DokeOS_P 3.0」を採用。ランチャーやシステム最適化ツールなどの独自機能を備えている。

 本体重量は338gと、今回紹介するタブレットの中で最軽量。また、Nano SIMカードスロットを2基備えており、SIMカードを装着すれば4G LTE通信を行なえる。外出時のお供にピッタリなタブレットと言えそうだ。

2,560×1,600ドットの高精細ディスプレイが魅力
UAUU「P30」

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実売価格:1万5,000円前後●ディスプレイ:8.4型液晶(2,560×1,600ドット)●スペック:MediaTek MT8183、4GBメモリ(最大8GB)、64GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、3.5mmヘッドフォン端子など●カメラ:前面800万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:5,100mAh●サイズ:210×130×9.3mm●重量:390g

 片手でも扱いやすいサイズの8.4型タブレットだ。このクラスはWXGA解像度(1,280×800ドット)が多いのだが、本機は高精細なWQXGA解像度(2,560×1,600ドット)を備えるのが大きな特徴。高い画質で電子書籍などのコンテンツを楽しめる。また、FMラジオ(65~108MHz)を聴けるのもユニークな点である。

 搭載メモリは4GBと多くはないが、メモリの拡張機能を活用することで、仮想的に最大8GBまで増量できる。また、最大1TBのmicroSDカードに対応しており、多くのアプリやファイルを保存可能だ。

8GBメモリを搭載!4G LTE対応の10.4型モデル
DOOGEE「T20S」

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実売価格:1万6,900円前後●ディスプレイ:10.4型液晶(2,000×1,200ドット)●スペック:Unisoc T616、8GBメモリ(最大15GB)、128GBストレージ、Android 13●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、Nano SIMカードスロット×2(1基はmicroSDカードと排他)など●カメラ:前面500万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:7,500mAh●サイズ:245.8×155.5×7.9mm●重量:470g

 オクタコアSoCの「Unisoc T616」を採用するモデルだ。1万円台のAndroidタブレットとしては大容量の8GBメモリを搭載。メモリ拡張機能により最大15GBまで増やすことが可能で、多くのアプリを同時使用するマルチタスクでも安定的な動作を期待できる。Nano SIMカードスロットを2基備え、4G LTE通信に対応するのも特徴。

 Widevine L1をサポートし、AmazonプラムビデオやDisney+、Huluなどのストリーミング動画を高画質で楽しめる。また、ハイレゾオーディオ対応のステレオスピーカーを装備。メディアの視聴に向く機種と言えそうだ。