テレワーク用に今すぐ必要! 即納PCを紹介 その2

　政府は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する目的で、7つの都道府県に対して緊急事態宣言を発令。5月6日までの1カ月間、外出自粛が求められており、人と人の接触機会を最低7割、可能であれば8割削減できれば、2週間後の感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせられるという。

　こうした状況のなか、PCを活用したテレワークの重要性はますます高まっている。しかし昨今、Intel CPUの供給不足が前年度続いたことに加え、消費者の間でテレワーク用PCを購入する動きが増え、一部店舗では品薄/在庫切れを起こす状態になっている。急を要する事態なのに、困っている読者も少なくないはずだ。

　そこで今回、急遽各メーカーの広報に取材をし、1.テレワークに向いている、2.比較的在庫が潤沢、3.即納もしくは短納期、という3つの要素を満たしたノートPC製品をピックアップしてもらった。なかでもとくに納期に重視していただいたチョイスになっていることをお断りしておきたい。

　基本的にすべての大手をカバーしているが、回答に時間を要しているため、回答していただいた順に掲載する。

日本エイサー

Swift 5

　日本エイサーには、上新電機で販売されている超軽量15.6型モバイルノート「Swift 5」(SF515-51T-N58U/B、99,800円。13日現在、売り切れているので、256GB SSDを追加搭載した106,800円のSF515-51T-N58U2)を推奨された。15.6型の大画面ながら、15.9mmの薄型筐体と、1kgを切る990gの軽量性を実現しており、在宅自粛期間のあと外出先で使うさいにも好適だろう。

Swift 5製品購入ページ(Joshin web)

レノボ・ジャパン

ThinkPad X390

　レノボ・ジャパンからは定番モデルの「ThinkPad X390」をおすすめされた(94,512円～)。同社は基本受注生産のため納期はかかるが、ThinkPad X390は米沢生産モデルがあるため、納期は1週間程度と短め(構成によって異なるため、注文時に確認する必要がある)。Xシリーズは同社ラインナップのなかでも長く継続されてきおり、安心感はある。

　同社はテレワークを社内でも強く推進してきた企業であり、他企業が導入するさいの参考となるスタートガイドを公開している。また、テレワークに適したPCと周辺機器についても特設ページがある。

ThinkPad X390製品購入ページ

NECパーソナルコンピュータ

LAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)

　NECパーソナルコンピュータには、「LAVIE Pro Mobile」をおすすめされた(直販モデル名はLAVIE Direct PM、税別価格147,800円～)。13.3型ながら重量は約783g(Mバッテリ)～837g(Lバッテリ)と軽量で、Mバッテリでは約20時間の駆動が可能であるなど、外出のさいにも頼もしい。直販モデルの標準ではメモリやSSD容量がやや心もとないため、カスタマイズは必須だろう。なお、直販モデルの納期は10日だが、店頭モデルはまだ在庫があるようだ。

LAVIE Direct PM購入ページ

日本HP

HP ProBook 430 G6

　日本HPには、13.3型モバイルの「HP ProBook 430 G6」をおすすめされた。同社は基本受注生産のため、納期は最短で5日となっている。突出した特徴はないが、ハードウェア/ソフトウェアともに堅牢性は高い。価格はかなりリーズナブル(税別44,800円～)で、オプションでワイヤレスWANが選択できるほか、モバイルワーク時のデータ消失・漏洩・不正アクセスを保証するテレワーク保険つきモデルもある。

　なお、同社はテレワーク関連の特設ページも開いており、こちらも参考にされたい。

HP ProBook 430 G6製品購入ページ

VAIO

VAIO Pro VJPJ118

　VAIOには、法人向けの12.5型モバイル「VAIO Pro VJPJ118」を推奨された(税別176,800円)。同社は基本的に受注生産だが、本機は固定構成のため最短3営業日で納品される。900gを切る軽量性ながら、フルサイズのHDMI、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピンなど、まさにビジネスのためのマシンだ。

VJPJ118製品購入ページ