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HTML5でできたドラムマシンが公開される

 HTML5ドラムマシンエミュレーターアプリなるものがネット上に公開されている。作成者は不明で、アプリの情報も極端にが少ないのだが、名称を素直に信じるなら、HTML5でドラムマシンをエミュレートしたアプリということになる。

 html5drummachine.comのサイトに行くと、ドラムマシンが現われる。説明はないのだが、見よう見まねで使ってみたところ、次のようにして使うことができる。

 まず、キック、ハイハット、スネア、パーカッションなど、パターンを作りたいパーツの名前をクリック。一番下の鍵盤のような部分は、1小節分の16分音符を示しているので、鳴らすタイミングのところをクリックすると、赤く点灯する。間違えて配置したらもう1度押せば消える。パターンを作り終えたら、次のパートのパターンを同様に作成。全てができたら、PLAYボタンを押せば、全てがミックスされた演奏が始まるという具合だ。

 パターンは2種類を作成/指定可能。ドラムセットは、Hip Hop、Electro、House、Techno、Acousticの5種類がある。各パーツは、音の高さと大きさを個別に変更可能で、曲についてはテンポを自由に設定できるなど、そこそこいじり甲斐がある。

 赤い「Export Patter As WAV」ボタンを押すと、録音が始まる。適当に再生し、パターンA/Bを任意のタイミングで切り替えたりして十分な長さになったら、もう一度赤いボタンを押すと録音が停止。再度押すと、録音データをWAVファイルとしてローカルにダウンロードできるという具合だ。

 ドラムキットはお世辞にも良い音質とは言いがたいが、ちょっと暇な時に遊んでみるおもちゃとしては良くできている。

(若杉 紀彦)