やじうまPC Watch

無駄遣い防止機能付きスマートバッグ

~お気に入りの店に近づくと警告し、財布を取り出すと妻にメール

「iBag」
1月30日(現地時間)発表

 オーストラリアの大手クレジットカード比較サイトであるcreditcardfinder.com.auは30日(現地時間)、無駄遣い防止機能を備えたスマートバッグ「iBag」を発表した。

 同サイトによると、オーストラリア人の大多数は、クレジットカードによる商品の購入に対して自制することができず、カードの使用による家計への影響の重大さを理解できていないのだという。

 iBagはそういった人たちのために開発されたハンドバッグだ。本製品には、GPSチップが内蔵されており、事前に登録した、良く買い物をしてしまうお店に近づくとLEDで警告。また、RFIDモジュールセンサーも内蔵し、RFIDを取り付けておいた財布をバッグから出すと、その人の妻など、しかるべき人物に対して財布を取り出した旨のメールを自動的に送信する。これらは、警告にしかならないので、最終手段として、指定した時間帯はバッグが開かないよう設定することもできる。当然、電話などそのほかの入れたものも使えなくなるが、その辺りについて詳しい説明はない。

 冗談のようなアイテムだが、実際冗談半分のようで、同サイト自身も「iBagは、無駄遣いを自制できない人に対しての長期的な解決にはならない」としており、「12 Week Financial Fitness Challenge」という商材へと導くためのネタとしてこの製品を開発したようだ。実際、動画を見る限り、製品はかなり手作り感が溢れる。

 ただし、一定数の需要が集まれば、本当に製造/販売するそうで、価格は199ドルとなっている。

「危ない」お店に近づくと光るLED
GPSチップで検知する
最終手段として、指定した時間帯はバッグが開かないようにもできる

(若杉 紀彦)