やじうまPC Watch

ファミコン世代なら誰もがやった“あの行動”を別体験に

 うまく起動しないファミコンカセットの端子部に息をふぅふぅと吹きかけて接触不良を解消する。果たして、この行動にどれだけの効果があるのかは定かでなく、信憑性はほとんど都市伝説の域を出ない。だが、ファミコンを持っていた人ならほとんど誰もがこれを体験したことあるだろう。

 そんなおなじみの行動を別体験に変えてしまった人がいる。サイト「動いた」の管理人は、ファミコンのカセットの中に、独自の音源チップや基板、マイクなどを実装し、端子部を吹くと音が鳴るデジタルハーモニカに作り替えてしまったのだ。

 作者は、1オクターブの音階を鳴らせるもの、スーパーマリオブラザーズのコインの音が鳴るもの、ゲームのメロディが“良い感じに”なる3種類を工作し、実際に3人でスーパーマリオのBGMをセッションする様子をYouTubeに上げている。

 メロディ用の音源チップには、実際にファミコンに使われていたものを利用しており、テンポこそちょっと遅いが、8bit的なBGMをデジタルハーモニカで見事に再現している。

 このほかにもこの作者は、コントローラで操作する魔改造ファミコンラジコンなど、一風変わったアイディアの電子工作を披露している。

(若杉 紀彦)