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Surfaceがグラチャンで日本男子バレーを支援

 バレーボールのワールドグランドチャンピオンズカップ2013(グラチャンバレー2013)が、11月12日から24日の日程で名古屋、京都、東京の3カ所にて開催された。

 グラチャンバレーは、公式サイトの説明によると「国際バレーボール連盟(FIVB)公認の世界4大大会の1つ。オリンピックの翌年に開催され、この年に行われる大陸選手権で出場権を獲得した4チームと開催国(今回は日本)、および推薦国(ワイルドカード)の6チームで争う、4年に1度の世界一決定戦」となっている。

 少なからず現地に足を運んだ人もいるかと思われるが、試合を観戦した人は、会場内やTV CMなどで「Surface」を目撃したことだろう。そう、このイベントには、日本マイクロソフトが協賛しており、先だって2世代目が発売となったSurfaceを露出している。だが、広告などを打つだけではなく、今回同社はSurfaceを日本男子チームに提供し、チームが実際に試合で活用しているのだという。

 その話を聞きつけ、それが本当なのか確認するため記者は、22日の日本対ブラジル戦を見に行くことにした……、という体で、試合観戦に招待頂いた。

 さて、実際に会場の東京体育館に行ってみると、確かに入り口にはSurfaceの展示機が置かれ、コートを囲む電光掲示板には定期的に「公式タブレットSurface」の文字が表示され、日本チームのユニフォームの肩にはSurfaceのロゴステッカーが貼られていた。

 そして、TVカメラの映像には映っていなかったかもしれないが、日本チームのコーチは、ベンチにSurfaceを置き、時折操作を行なっていた。バックグラウンドにいるスタッフとの情報のやりとりに使っていたようだ。

 試合については、第2セットこそ後半はシーソーゲームでかなりの接戦となったものの、世界ランキング王者のブラジルは日本チーム(同17位)を終始圧倒し、セットカウント3-0で日本は惜敗した。

 以前、女子バレーでも監督が「iPad」を使って話題になったが、男子バレーのコーチは、スタイラスでも操作を行なっており、Surfaceの利点をきちんと活用していた。同チームが今後も継続してSurfaceを使っていくのかまでは不明だが、今後はスポーツの現場でもコンピューティング端末が使われるのも普通の場面になっていくのだろう。

会場の東京体育館
看板には協賛の1社として「Microsoft」のロゴ
入り口にはSurfaceの実機が展示されていた
日本対ブラジルの試合前の会場内
両チーム入場
ブラジル国歌斉唱
日本国家斉唱
試合前の練習
試合開始直前に活を入れ合う日本チーム
試合中、コート周囲の電光掲示板に定期的に「Surface」の文字
ブラジルチームのブロックの壁は厚い
なにせこの体格である
TVではSurfaceの特別CMも流れた
試合中、コーチがSurfaceを操作しているのを目撃! スタイラスも使ってなにやら画面に書き込んでいた
2セット目が終わり、チアガールによる余興
監督も一瞬だが、Surfaceを操作していた
3セット目もじわじわ点差を離され、負けてしまった
試合後に互いの健闘とたたえる両チーム。引きの写真なので分かりにくくて申し訳ないが、両肩の水色のワッペンがSurfaceのもの

(若杉 紀彦)