紙飛行機をiPhoneで制御できるプロペラキットが30ドルで発売に

　自分で折った紙飛行機に取り付ける事で、iPhoneを使って紙飛行機を飛ばすことができるプロペラキット「PowerUp 3.0」がクラウドファンディングサイトKickstarterで受注開始となり、約24時間で目標額の5万ドルを大きく超える支援を受けるほどの注目を集めている。

　同製品を発明したShai Goitein氏は、以前に紙飛行機に取り付けるプロペラキット「PowerUp」を発明し、これは日本でも売られている。それから2年の月日と、57の試作機を経て、iPhoneで制御可能なPowerUp 3.0が完成した。

　このプロペラキットの先頭部分には、Bluetooth Low Energyに対応したコントローラが内蔵され、先頭から伸びるフレームのもう一方の端には、プロペラとラダーが備わる。これを自分で折った紙飛行機に取り付けるだけで、紙飛行機がラジコンに様変わりするのだ。

アプリ画面

　専用アプリは、上昇/下降を制御するレバーのほか、PowerUp 3.0の、方位、傾き、バッテリ残量、距離などを表示。プロペラをオンにして、紙飛行機を宙に放り投げたら、あとはiPhoneを傾けて、左右の旋回を制御できるという具合だ。Bluetoothの到達距離は55m。バッテリ駆動時間は10分間で、Micro USBで充電できる。本体はカーボンファイバー製で地面に墜落しても壊れないという。

　PowerUp 3.0プロジェクトに対しては1ドルからの支援方法があり、現在は早期予約特典として30ドルで本体を予約できる。米国外への送料は15ドルで、出荷開始は2014年5月となっている。