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“真”のワイヤレス充電を実現させる「MotherBox」

 クラウドファンディングサイトIndiegogoにて、“真”のワイヤレス充電を実現すると謳う商品「MotherBox」が公開された。現時点で既に目標額の25万ドルを達成している。

 現在、ワイヤレス充電と呼ばれる充電法は、専用のワイヤレス充電器に置く必要がある。また、スマートフォンの特定の1面を接触させることで充電する。このため、厳密には“無接点充電”だ。しかし、MotherBoxは規定の距離内にスマートフォンがあるだけで充電が可能で、内蔵している三次元のコイルにより、全方向に向けて充電ができる。このため、端末を手にしたまま充電可能だ。

 MotherBoxで充電するには、専用の薄いレシーバーをスマートフォンに装着し、専用アプリで登録をする必要がある。レシーバーはLightningコネクタ、Micro USB、USB Type-Cに対応しているため、iOS、Andoridともに対応。レシーバーを装着しているとワイヤレス充電が可能になり、MotherBox 1台で複数の端末を充電できる。

 MotherBoxは据え置きタイプと持ち運びが可能なタイプのMotherBox miniの2種類が用意されている。据え置きタイプは約50cm離れた場所からも充電が可能で、その距離だとUSB 2.0と同程度の2Wの速度で充電が可能。近くになるにつれ充電の速度も速くなり、最大で10Wの速度で充電できる。

 MotherBox miniは約25cmの距離まで充電が可能でその際には1Wで充電し、最速で5Wで充電できる。また、MotherBox miniは繰り返し充電可能なバッテリが内蔵されているため持ち運びが可能。

 MotherBoxは早期購入割引が適用され、現時点で79ドル、MotherBox miniは89ドルで販売している。2017年9月に発送予定。