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米陸軍が開発中のホバーバイクは「戦場のAmazon」となれるか?

 米陸軍の17日(現地時間)付けの発表によると、アバディーン性能試験場において10日、開発中のホバーバイクを来訪した米国防省関係者に対して公開した。

 このホバーバイクは開発中のもので、JTARV(Joint Tactical Aerial Resupply Vehicle)と呼ばれる。SF作品などでしばしば描かれるそれのように、文字通りホバリング(宙に浮く)ことで、困難な地形でも迅速に前線への補給を可能にする目的で開発中だ。巡航速度約96km/hを目標に開発している。

 30分以内で物資を補給できることから、「戦場のAmazon」と表現する関係者もいる。

 車体はドローンなどでよく見られるクアッドコプターのような構造になっており、今回公開のプロトタイプの動力は電気によるもの。両端にあるローターの間に、座面や積み荷のためのスペースが設けられるものと推測される。

 さらに、ジェット推進と電気駆動のハイブリッド方式が構想されており、その場合飛躍的に速度や航続距離が向上することになるという。補給というその用途から、航続距離は200km、積載量も362kgと高い目標を掲げている。

陸軍研究所による動画