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ロボット副操縦士が実際の飛行機を操縦

「ALIAS

 無人飛行機システムを手がけるAurora Flight Scienceが、ロボットアームが実際の飛行機を操縦するデモを行ない、その様子をYouTubeにて公開した。

 「ALIAS」(Aircrew Labor In-cockpit Automation System)と呼ばれるこのシステムは、既存の飛行機に自動操縦機能を追加するためのコンセプト開発プログラム。現在の民間のジェット機にも自動操縦機能はあるが、ALIASは可搬性、拡張性があり、特定の飛行機に特化することなく、複数の種類のコックピットに対応できる。ALIASの新しい飛行機への習熟時間は1カ月以内という。

 動画では、人間のパイロットが教官として見守る中、ロボットアームが副操縦士として操縦桿やレバーを操作している。ポイントは、あらかじめ決められた動作をしているのではなく、ALIASがリアルタイム画像解析で計器などの情報を分析しつつ操舵している点だ。

 ALIASは、副操縦士の代わりとなって操縦を行なうことで、操縦士には人間にしかできない作業を行なわせ、ロボットにはロボットが得意なことをやらせるという分業を行ない、航空機の運航効率を向上させることが目的となっている。