名無しになった正体不明のマザーボード

筆者がCOMPUTEX初日に取材した時の様子

　6月1日掲載の記事で取り上げた、MSIブースで展示されていた正体不明のマザーボード「Z2T0 ANNIVERSARY」を覚えておられるだろうか?

　筆者が取材したのは、COMPUTEX TAIPEI 2016会期初日の5月31日(現地時間)だったが、2日後の6月2日にMSIブースを再訪してみたところ、なぜかマザーボード名と発売時期の書かれた説明パネルが外され、名無しの状態での展示に変更されていた。

　このことについて係員に聞いてみたところ、「何のことだか分かりません……」とそっけない答え。それだけでなく、触れてくれるな、といった雰囲気がひしひしと伝わってきた。事情通の話では、パネルは会期2日目から外されていたとのこと。

　どうやら、触れてはいけない大人の事情が発動したのではないかと思われるが、2日目以降に訪れた人からしたら、このマザーボードはいったい何なんだ? と首をかしげるしかなかったに違いない。やはり、COMPUTEXの会場ブースは初日に行くに限ると、改めて思ったのだった。

正体不明のマザーボードだが、横には製品名「Z2T0 ANNIVERSARY」と発売時期を記したパネルが貼られていた

こちらは、会期3日目の様子。なんだか一部おかしなことに

マザーボード横のパネルが剥がされている。完全に名無しのマザーボードとなり果て、来場者にもこれが何だか一切分からない状態となっていた