イベントレポート
AMD、Ryzen対応チップセット搭載マザーボードを展示
2017年1月10日 06:00
AMDは、CES 2017開催に合わせ、次世代CPU「Ryzen」対応チップセットを搭載するマザーボードを公開し、会場ブースで展示した。
関連記事にあるように、Ryzen対応チップセットとして「X370」と「X300」の2種類を発表し、ブースでRyzen対応マザーボードを全17種類展示した。
ただし、今回展示されていた製品の中にX300搭載マザーボードは確認できず、ハイエンドモデルを中心にX370を搭載する製品と、メインストリームやmicroATXマザーボードなどでは、既存の「B350」や「A320」チップセットを採用する製品を展示していた。なお、各製品の発売時期は2017年第1四半期を予定しているとのことだが、ブースでは製品の詳細について説明はなく、細かな仕様は不明。本稿では、それらを写真で紹介する。
MSI
X370 XPOWER GAMING TITANIUM
「X370 XPOWER GAMING TITANIUM」は、オーバークロック、およびハイエンドゲーマー向けと思われる製品。シルバーに塗装された基板や、電源レギュレータ部の大きなヒートシンクなどが特徴的。M.2スロット×2、背面にはUSB 3.1 Gen2 Type-Cなどを備える。
B350 TOMAHAWK
「B350 TOMAHAWK」は、メインストリームからエントリークラスと思われるB350マザーボード。M.2は1スロットのみで、背面I/Oポートの種類もX370 XPOWER GAMING TITANIUMよりやや少ない。
GIGABYTE
GA-AX370-Gaming 5
「GA-AX370-Gaming 5」は、GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」ブランドのX370搭載マザーボード。Intel Gigabit EthernetやKiller E2500などを搭載するようだ。USB 3.1 Gen2 Type-Cも備える。M.2は1スロットのみ。
GA-AX370-Gaming K5
こちらもAORUSブランドのX370搭載マザーボード「GA-AX370-Gaming K5」。GA-AX370-Gaming 5と仕様は似ているが、こちらにはKiller E2500は搭載されないようだ。
GA-AB350-Gaming 3
メインストリーム向けと思われる、B350搭載マザーボード「GA-AB350-Gaming 3」。M.2は1スロットのみ。また、USB 3.1 Gen2には対応するが、USB Type-Cポートは用意されないようだ。
ASRock
X370 Taichi
「X370 Taichi」は、オーバークロック向けと思われる、X370搭載マザーボード。大型ヒートシンクや独特のデザインが特徴的。また、Intel Gigabit Ethernetも搭載するようだ。M.2スロット×2、USB 3.1 Gen2 Type-Cも用意される。
X370 PROF GAMING
「X370 PROF GAMING」は、ゲーミング向けX370搭載マザーボード。ゲーミング向けらしく、黒と赤のカラーリングが特徴的。M.2スロット×2、USB 3.1 Gen2 Type-Cなどを用意。無線LAN機能も搭載するようだ。
AB350 Gaming K4
「AB350 Gaming K4」は、メインストリーム向けと思われるB350搭載マザーボード。M.2スロット×2、USB 3.1 Gen2 Type-Cなどを用意しており、仕様はなかなか充実しているようだ。
BIOSTAR
X370GT7
「X370GT7」は、X370搭載のゲーミングマザーボード。M.2スロットは1スロットのみだが、仕様的にはハイエンド製品と思われる。背面I/OポートにはUSB 3.1 Gen2 Type-Cも用意。LEDイルミネーション機能も備えるようだ。
B350GT5
おそらく「B350GT5」と思われるが、正確な型番が不明のマザーボード。AMDのリリースを見る限りでは、B350を搭載するものと思われる。M.2は1スロットのみ。USB 3.1 Gen2 Type-Cも備えている。