イベントレポート

カワイイ顔してDOOMをガチプレイ。これが台湾・南港スタイル

女性ゲーマー(ストリーマー)の1人、蛋捲さん

 NVIDIAビデオカード専業メーカーのGALAXは、COMPUTEX TAIPEI 2016の南港展覧館にブースを出展している。

 もちろん、未発表のGeForce GTX 1080のオーバークロックモデルも見られるのだが、このブースの最大のウリはビデオカードではなく、台湾が誇るカワイイ女性ゲーマー5人のガチプレイが見られる点だ。

 台湾においてゲーマーは普通の職業であり、eSportsの普及度は日本の比ではない。女性のゲーマーも非常に多く、モデル級のカワイさやスタイルを持つ女性も珍しくない。女性ゲーマーはゲーム大会に出るような機会もあるが、仕事の大半は自らのゲームプレイをTwitchなどへ配信して観衆やファンを集めることである。流行語で言えばこの職業は「ストリーマー」だ。

 GALAXではそんなストリーマーを5人もブースに喚び、入れ替え制でゲームプレイを披露してくれる。まあ、彼女らは日本語で配信しているわけではないので、日本のファンの人は少ないだろうから、彼女ら目当てで訪れる人は少数だと思うが、カワイイ顔をしながら「DOOM」などのグロデスクなFPSを楽しそうな表情でプレイしている“ギャップ”は一見の価値がある。

DOOMに没頭する蛋捲さん。ちなみに彼女には専属のマネージャーも付いている
こちらは女性ゲーマーのもう1人、希児さん
どうみても若者女性ファッション誌の表紙を飾るスタイルなのだが、ゲーマーである

 色気もいいのだが、気を取り直して製品を紹介しておこう。今回最大の目玉は、同社のオーバークロック向けブランド「Hall Of Fame」(HOF)シリーズで登場したGeForce GTX 1080とGTX 1070だろう。電源基板を見ると、前者は15フェーズ、後者は11フェーズもの回路を備えている。ちなみにGTX 1080のリファレンスは6フェーズなので、2倍以上の数となる。

 GALAX内部のテストによると、GTX 1080 HOFは優に2GHz超のクロックを達成したという。また、2.5GHzでも動作するそうなのだが、現時点ではBIOSで電圧のロックがかけられていて、性能が上がらず空回りしている状態だという。有志によるBIOSの解析が済み電圧制限が解除できるのであれば、性能をしっかり発揮できるようになるだろうとした。

 また、会場ではホワイト基板のSSDやメモリなども展示されていたが、国内での販売予定は今のところないとした。

GeForce GTX 1080 HOF
GPU周り。ホワイト基板が印象的だ
電源は怒濤の15フェーズ。基板の半分を占める
クーラーは3連ファンを装着している
ちなみにオリジナルクーラーの「GeForce GTX 1080 EX OC」もある
外排気モデルも用意されている
まだGPUが装着されていない、GeForce GTX 1070 HOF
こちらの電源は11フェーズ
LED付きのPCI Express SSD。容量は1TBで、シーケンシャルリードは2,500MB/sec、同ライトは1,200MB/sec
基板背面
こちらはSATA接続タイプで、LED付き。容量は1TBで、シーケンシャルリードは550MB/sec、同ライトは530MB/sec
ホワイト基板のM.2 SSD。NVM Express接続だ
こちらはU.2接続のSSD
HOFブランドのDDR4-4000メモリ