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UQ、従来機からブラッシュアップを図った「Speed Wi-Fi NEXT W02」

~通信量カウンターが3日間表示に対応

「Speed Wi-Fi NEXT W02」

 UQコミュニケーションズ株式会社は15日、WiMAX 2+対応のモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W02」を発表した。昨年(2015年)の1月に発表された同W01の後継機となり、2月19日より発売する。

 UQオンラインでの一括購入時の直販価格は2,800円で、充電スタンドおよびWi-Fiアクセスポイントとして活用できる専用クレードルとのセット価格は4,800円となる。通信プランは別料金。クレードルは単体での購入も可能。製造は従来通り、Huaweiが担当している。

グリーン
ホワイト
クレードル装着時

 W01からの主な変更点は、バッテリ管理に「ノーマル」モードが加わったことで、キャリアアグリゲーションをオンにする従来の「ハイパフォーマンス」と、オフにする「バッテリーセーブ」の中間に位置するモードとなる。ノーマルではキャリアアグリゲーションが有効になるものの、バッテリ残量がおよそ4割を切ったあたりでキャリアアグリゲーションを無効化し、バッテリ駆動時間の延長を図る。

 また、今まで1カ月間の通信量しか表示できなかった仕様が変わり、3日間のデータ通信量を表示できるようになった。WiMAX 2+で速度制限がかかる「3日間で3GB」の目安が分かりやすくなり、使い勝手が向上している。

 このほかについては、同W01と大きな違いはなく、本体サイズはほぼ同じで、液晶ディスプレイも従来通り、2.4型のタッチ対応タイプとなる。スマートフォンから本体の設定などができる「Huawei HiLink」もこれまで通り使用できる。本体色は完全な別色になり、グリーンとホワイトの2色で展開される。

 通信モードは、ハイスピードモードのWiMAX 2+時で110Mbps、キャリアアグリゲーション有効時は220Mbps。一方、ハイスピードプラスエリアモードのau 4G LTE(800MHz)時は75Mbpsとなる。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LANに対応する。最大10台の同時接続が可能。

 バッテリ容量は2,300mAhで、連続通信時間はWiMAX 2+のハイパフォーマンス時が約390分、ノーマル時は約420分、バッテリセーブ時は約510分。au 4G LTE時はハイパフォーマンス/ノーマル時で約440分、バッテリセーブ時が約470分となる。連続待受時間はデフォルト設定で、約760時間、クイックアクセスモード時が約35時間。

 本体サイズは約121×59×11.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約119g。対応OSはWindows 10/8.1/8/7/Vista、Max OS X 10.7以降。

バッテリモードで「ノーマル」を選択できるようになった。バッテリ残量が約4割を切ると、キャリアアグリゲーションが無効化される
通信量カウンターに、3日間のデータ通信量を表示できるようになり、3日間で3GBの速度制限に対応しやすくなっている
3日間設定のカウント方式を選べる
 通信モードは、ハイスピード(WiMAX 2+)と、ハイスピードプラスエリア(au 4G LTE)を選べる
従来モデルW01(上)との比較
背面
W02のグリーンとホワイト
背面
クレードル
クレードル背面

(中村 真司)