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AMD、第3四半期は前年同期比26%の減益

~決算と同時に南通富士通微電子との合弁事業を発表

 米AMDは15日(現地時間)、2015年度第3四半期決算を発表した。

 第3四半期(非GAAPベース)の売上高は10億6,000万ドルで、営業損失は1億5,800万ドル、純損失は1億9,700万ドルとなった。1株あたりの損失は0.25ドル。売上高は前年同期比26%の減益で、赤字決算となった。

 同社では売上高の減少の主な要因として、コンシューマ向けコンピューティングおよびグラフィックス事業の不振を挙げている。

 また同日、AMDは中国の南通富士通微電子(NFME)と、半導体の組み立て/試験サービス(SATS)事業を目的とした合弁会社を設立することを発表した。

 合弁会社の株式は85%をNFMEが保有し、これによりAMDは現金で3億7,100万ドルを得るとしている。

 リサ・スー社長兼CEOは上記の合弁会社について、決算情報のプレスリリースにおいて、「我々は長期的な財務パフォーマンスの改善を目標に行動しており、バックエンドの製造資産のジョイントベンチャーの形成は、これら目標の達成に向けた重要なステップである」と述べた。

 なお、同社は2015年第4四半期は10%の売上減を予測している。

(佐藤 岳大)