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12層PCB/16+3フェーズ仕様の極冷向けGeForce GTX 980 Tiカード

~「一般ユーザーにはおすすめできない」プロオーバークロッカー向け

「GTX980TI HOF LN2 GOC Edition」

 Galaxy Microsystemsは、GeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカード「GTX980TI HOF LN2 GOC Edition」を9月16日より発売する。販売はGALAX STORE JAPANで行なわれ、香港本社より発送される。販売本数は全世界で限定50本のみとなっており、価格は関税/送料込みで930ドル。

 6月に発売されたGeForce GTX 980 Ti搭載ビデオカード「GTX980TI HOF LN2 Edition」と同様、パワーリミット/サーマルシャットダウンの無効化切替えマニュアルDIPスイッチを備えるなど、液体窒素などによる極冷を想定したビデオカード。製品名の“GOC Edition”は、同社開催のベンチマークスコアを競うオーバークロック大会「GOC(GALAX Overclock Carnival) 2015」から名付けられており、20日開始予定の同大会予選で活躍できる製品とする。

 新たに再設計された12層のPCB、16+3フェーズによる最大960Aの電源供給能力に加え、PWMにはIR(International Rectifier)製3595コントローラ、3550 DrMOS、3599ダブラーを採用し、医療機器レベルの安定した電圧管理を謳う。

 主な仕様は、CUDAコア数が2,816基、ベースクロックが1,203MHz(リファレンスは1,000MHz)で、ブーストクロックは1,304MHz(同1,075MHz)。メモリはGDDR5 6GBで、動作クロックは7,010MHz(同7,000MHz)、バス幅は384bit。

 拡張スロット用インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort 1.2×3、HDMI、Dual-Link DVI-I。PCI Express補助電源コネクタは8ピン×3。オンボードLEDインジケータを備える。

 本体サイズは302×136.5×38.6mm(幅×奥行き×高さ)。

 なお同社は本製品に関して、搭載する3連空冷ファンによる通常利用も可能としながらも「世界記録を目指すプロユーザー仕様のため、一般ユーザーにはおすすめできない」としている。

パッケージ写真

(佐藤 岳大)