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ASUS、3連ファンの新クーラー採用のGTX 980 Ti搭載OCカード

「STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMING」

 ASUSはGeForce GTX 980 Ti搭載のビデオカード「STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMING」を7月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭想定価格は120,000円前後の見込み。

 STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMINGは、10mm径2本と8mm径2本、そして6mm径1本のヒートパイプをGPUに密着させた「DirectCU III」クーラーを採用したビデオカード。

 放熱フィンはリファレンス比で220%の表面積を確保。従来のDirectCU IIクーラーから更にファンを追加しトリプルファンとしたことで、フィンの放熱能力を最大まで発揮できるとしている。また、ファンはブレードの先端部分に航空機のウイングレットのような曲げを加え、風圧を向上させた「ウイングブレードゼロノイズファン」を採用。GPUの温度が低いときにはファンを停止する機能も搭載する。

 また本製品は、世界初というクーラーを除く基板への部品取り付けの完全オートメーション化を行なうことで、人の手では実現できない高い製造精度を実現したとしている。またオートメーション化により、ハンダのフラックスを廃止したことで腐食を防ぎ耐久性が向上したという。

 そのほか、アルミ製のバックプレートやLEDを搭載し、付属ソフトとして、モニタリング/OCツール「GPU Tweak II」、動画配信ソフト「XSplit Gamecaster」が付属する。

 主な仕様は、CUDAコア数が2,816基、ベースクロックが1,190MHz(リファレンスは1,000MHz)で、ブーストクロックは1,291MHz(同1,075MHz)。メモリはGDDR5 6GBで、動作クロックは7,200MHz(同7,000MHz)、バス幅は384bit。

 拡張スロット用のインターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort 1.2×3、HDMI 2.0×1、DVI-I×1。PCI Express補助電源コネクタは8ピン×2。

 本体サイズは約305×152×40mm(幅×奥行き×高さ)。搭載時は2スロットを占有する。

カード構造※ヒートシンクはベースが見えるよう表裏反転状態
3つ搭載されたウイングブレードゼロノイズファン
バックプレートと上面
カード基板

(佐藤 岳大)