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ASUS、X99マザー2モデルにUSB 3.1カードを付属

~速度10%アップを謳う「USB 3.1 Boost」を利用可

USB 3.1拡張カードが付属する「RAMPAGE V EXTREME/U3.1」

 ASUSは、LGA2011プラットフォームのX99チップセット搭載マザーボード「RAMPAGE V EXTREME」と「X99-DELUXE」の2機種に、USB 3.1拡張カードを付属した新モデルをそれぞれ18日から発売する。両モデルとも新しくUSB 3.1拡張カードが付属する以外、仕様は変わらない。価格はオープンプライス。

 付属する拡張カードの「USB 3.1 TYPE-A CARD」は、Type-AのUSB 3.1ポートを2基用意しており、接続インターフェイスはPCI Express x4。内部的にはPCI Express 3.0 x1またはPCI Express 2.0 x2で接続し、使用するスロットによって自動的に切り替わる。

 ASUS独自の高速化ソフト「USB 3.1 Boost」が付属し、UASP非対応デバイスを使う場合に、USBのバルク転送に対してUASPのCommand Queuingに似た最適化を行ない高速化できると言う。本機能により、データ転送速度の10%以上の向上を謳う。

 本体サイズは79×74mm(幅×奥行き)、対応OSはWindows 7/8/8.1に対応。なお、本カード単体での発売は予定していない。

USB 3.1 TYPE-A CARD
USB 3.1 TYPE-A CARDの正面
USB 3.1 TYPE-A CARDのインターフェイス

RAMPAGE V EXTREME/U3.1

 フォームファクターにExtended ATXを採用。ソケットはLGA2011だが、ASUSが独自に開発を行なったLGA2011-v3互換ソケットの「OC Socket」を搭載。オーバークロックでの安定化を図れると言う。

 CPUはCore i7(Haswell-E)に対応。メモリはDDR4対応で8スロット装備。最大搭載容量は64GB、オーバークロックでDDR4-3300をサポートする。拡張スロットはPCI Express 3.0 x16×4、PCI Express 2.0 x16×1(x4動作)、PCI Express 2.0 x1×1。

 ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×12(4基はSATA Expressと共用)、SATA Express×2、M.2×1。背面パネルインターフェイスは、USB 3.0×10、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet×1、IEEE 802.11a/b/g/n/ac、PS/2×1、Bluetooth 4.0、音声入出力などを備える。店頭予想価格は72,000円前後。

X99-DELUXE/U3.1

 フォームファクターはATXで、RAMPAGE V EXTREME/U3.1と同じく、「OC Socket」を搭載。

 CPUはCore i7(Haswell-E)に対応。メモリはDDR4対応で8スロット装備し、最大搭載容量は64GB。オーバークロックでDDR4-3200をサポートする。拡張スロットはPCI Express 3.0 x16×5、PCI Express 2.0 x4×1。

 ストレージインターフェイスは、SATA 6Gbps×12(4基はSATA Expressと共用)、SATA Express×2、M.2×2(1基は拡張カードで提供)。背面パネルインターフェイスは、USB 3.0×10、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet×2、IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、音声入出力などを備える。店頭予想価格は61,500円前後。

USB 3.1拡張カードが付属する「X99-DELUXE/U3.1」

(中村 真司)