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カシオ、低ランニングコストの2色プリンタがシャチハタ電子印鑑に対応

「SPEEDIA GE5000-BR」

 カシオ計算機株式会社は、2013年1月に発売した黒/赤2色印刷に対応したレーザープリンタ「SPEEDIA GE5000-BR」について、シャチハタの電子印鑑に対応した最新ドライバの提供を3月2日に開始すると発表した。対応OSはWindows XP以降/Server 2003以降。

 シャチハタが発売する電子捺印システム「パソコン決裁」で利用されている電子印鑑をドライバに登録。対象の書類に印影を入れて印刷できるようになる。また、捺印情報をQRコード化して電子印鑑とともに印刷可能。QRコードを読み取ることで、印刷日時、印刷者、利用した電子印鑑、捺印した文書、捺印文書を印刷したプリンタを確認できる。

 なお、印影はあらかじめシャチハタの電子印鑑パックを購入して登録しておく必要がある。ただし、印刷自体はカシオのドライバを用いて行なうので「パソコン決裁」は不要。同社では3月2日より、GE5000-BR単体と電子印鑑パックをセットにした「GE5000-BR-SH」を限定100セットで発売する。価格はGE5000-BR単体と同じ税別178,000円。

 SPEEDIA GE5000-BRは、黒/赤の2色カラー印刷に特化したA3対応カラーレーザープリンタで、A4用紙1枚あたり約5.4円のランニングコストや、2色のトナー/ドラムのみを扱うことによる消耗品在庫の削減などが売りの製品。訴求ポイントを赤文字で表現したい店頭POP用途などを中心に好評だと言う。

新プリンタドライバの電子印鑑選択画面

(多和田 新也)