ニュース

AMD、4Kの4画面同時出力が可能なワークステーションGPU

「FirePro W8100」
6月23日(現地時間) 発表

 米AMDは23日(現地時間)、4画面の4K出力に対応するワークステーション向けハイエンドGPU「FirePro W8100」を発表した。国内では株式会社エーキューブが、夏より出荷を開始する。店頭予想価格は328,000円(税別)前後の見込み。

 4月に発表された4K×6画面出力対応の「FirePro W9100」に比べて、およそ半額の価格帯となる4Kワークステーション向けGPU。4,096×2,160ドット解像度を最大4画面同時出力できる。

 ストリームプロセッサは2,560基(40CU)で、浮動小数点演算性能は単精度で最大4.2TFLOPS、倍精度で最大2.1TFLOPS。メモリは512bitインターフェイスを持ち、8GBのGDDR5メモリを搭載。メモリ帯域幅は320GB/sec。

 ホストとの接続インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスはDisplayPort 1.2×4。DisplayPort→DVIのアクティブ変換ケーブルが2本付属する。AMDの立体視技術であるHD3D Pro用のミニDIN端子も備える。

 消費電力は最大220W。クーラーは2スロット占有タイプで、ボードサイズは279×111mm(幅×奥行き)。

(多和田 新也)