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アドビ、編集作業をPC版と同期できるiPad向け「Lightroom mobile」

4月8日 提供開始

Lightroom mobileが利用できるCreative Cloudのプラン

 アドビシステムズ株式会社は8日、iPad向け写真管理/編集ソフト「Adobe Lightroom mobile」の提供を開始した。対応OS/デバイスはiOS 7以降が動作するiPad 2以降。

 Adobe Creative Cloudの個人版/通常版(月額4,980円)、グループ版/通常版(同6,980円)、学生・教職員個人版(同1,980円)、Photoshop写真家向けプログラム(同980円)のいずれかに加入することで、追加料金なしで利用できる。なお、各プランの特別提供版の加入者でも利用可能だが、単体サブスクリプションについては対象外となる。利用にはAdobeIDの入力が必要。

 製品名の通り、「Adobe Lightroom」のモバイル版という位置付けで、iPad上で画像の読み込みや整理、現像、共有などを行なえる。データはiPadのカメラロールからの取り込みのほか、デスクトップ(PC/Mac)版のLightroom上で作成したコレクションをLightroom mobileと同期することができる。

 デスクトップ版で共有を行なう際は、画像データをLightroom 5で採用された「スマートプレビュー」として共有することでデータサイズを縮小。同期はAdobe Creative Cloudの利用可能ストレージ外の領域を介して行なわれるという。なお、同期機能を利用するには、デスクトップ版も、同日公開されるLightroom 5.4へのアップデートが必要。

 同期したデータは、iPad上で写真の選別や編集が可能で、その内容もデスクトップ版へ引き継がれる。編集作業はタッチ、スワイプ、ピンチイン/アウトで操作可能で、デスクトップ版Lightroomで利用できる基本的な補正機能を利用できる。

 今後、iPhone版の提供も予定されているほか、Android版についても開発を検討しているという。

Lightroom mobileの特徴
デスクトップ版Lightroomでコレクションを同期させる
Lightroom mobileの設定。無線LAN(Wi-Fi)利用時のみ同期させる設定も可能
タッチ操作で写真の選別から編集まで行なえる。RAWデータの編集も可能

(多和田 新也)