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VESA、インターフェイス増設を可能にするDisplayPort拡張仕様を策定へ

1月7日(米国時間) 発表

 ビデオ関連の標準化団体であるVESAは7日(米国時間)、DisplayPort経由でのUSBなどのインターフェイスを利用可能にする拡張仕様「DockPort extension」を策定することを発表した。2014年第2四半期の仕様策定を目指している。

 本来は映像転送のためのインターフェイスであるDisplayPortだが、このインターフェイスを利用したUSBなどを備えるドッキングステーションを接続してインターフェイスを増設するための規格となる。同時に電力供給や映像転送も可能となっており、1本のケーブルで映像、インターフェイス、電力供給を行なうことが可能となる。また既存DisplayPort規格との後方互換性も確保される。インターフェイス用のプロトコルについては明らかにされていない。

 この技術については、AMDやTexus Instrumentsらが開発したもので、2013年11月に存在が明らかになったAMDの次世代モバイルプロセッサ「Mullins」(コードネーム)を搭載するリファレンスタブレット「Discovery」のドッキングステーションにも利用されているという。

 ニュースリリース内では、オープンな規格で、ロイヤリティフリーで利用できることを強調。同様に1本のケーブルでPCI ExpressとDisplayPortを利用可能なThunderbolt/Thunderbolt 2と似た規格とはしているが、具体的な差異については言及していない。

(多和田 新也)