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STマイクロ、STM32マイコンでARM mbedプロジェクトに参加

~mbed対応の開発ボードを2月に提供

STM32F3シリーズを搭載するDiscoveryボード
12月19日(英国時間) 発表

 英ARMと米ST Microelectronicsは19日(英国時間)、ST MicroelectronicsがARMが推進するmbedプロジェクトに参加することを発表した。

 mbedプロジェクトは、Cortex-Mシリーズマイコンを使った製品のプロトタイプ開発を高速化する目的でARMが運営しているエコシステム。ローカルへのインストールが不要なWebブラウザベースの開発環境やライブラリ、ユーザーコミュニティの場を提供している。また、mbedに対応したハードウェアとしては現在、NXP SemiconductorsのLPCシリーズマイコンを用いたボードが提供されている。

 このmbedプロジェクトにST Microelectronicsが参加することを発表。ST MicroelectronisはCortex-Mシリーズ採用の「STM32」シリーズマイコンを提供するほか、これを搭載した「Discovery」と呼ばれる開発ボードを展開してきた。mbedプロジェクトに参加することで、今後、mbedの開発環境を使ってSTM32マイコンを使ったアプリケーションの開発も可能になる。

 STM32を搭載したmbed対応の最初の開発ボードは2014年2月に発売。そのほかのボードについても追ってサポート予定としている。

(多和田 新也)