パイオニア、世界初の無線ポータブルBDドライブ

　パイオニア株式会社は、世界初という無線のポータブルBDドライブ「BDR-WFS05J」を9月下旬より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7/8。Mac OSはファームウェアアップデートで対応予定としている。

　IEEE 802.11a/b/g/n規格の無線LANで接続可能なドックを装備するBDドライブ。ルーター経由(ステーションモード)、直接接続(アクセスポイントモード)のどちらにも対応し、無線LANで300Mbpsの直接接続時はUSB仮想化技術で実効速度70Mbpsを実現しているという。BDの再生/ディスク書き込みは1.5倍相当。144Mbpsまでのアクセスポイントモードや、ステーションモードなどの接続では、DVD再生までのサポートとしている。

　ドックのUSB 2.0はストレージなどを接続し、USB仮想化でネットワークストレージとして利用可能。無線LANの想定到達距離は10m。本体サイズは118×142×35mm(幅×奥行き×高さ)、重量は200g。

　ドライブ自体は発売中のスロットローディング方式BDドライブ「BDR-XS05J」相当。インターフェイスはUSB 3.0。本体サイズは135×135×20.3mm(同)、重量は330g。

　最大書き込み速度は、BD-R 1層/DL/LTHが6倍速、BD-R TL/QLが4倍速、BD-RE 1層/DL/TLが2倍速、DVD±R/+RWが8倍速、DVD±R DL/-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-R/RWが24倍速。最大読み出し速度はBD-ROMが6倍速、DVD-ROMが8倍速、CD-ROMが24倍速。バッファメモリは4MB。

　音楽CDの読み取り精度を高める「PURE READ2+(原音再生)」機能や、利用状況によって回転数を制御する「アドバンスド静音ファームウェア」などを継承。付属ソフトはサイバーリンク系。